MF文庫Jのラノベ、『ライフアライヴ! キミと始める学園総選挙』(あさのハジメ先生原作、ゆーげん先生イラスト)が発売中です。
表紙は、メインヒロインの愛梨。
凄すぎる姉と比較され、ジミ子呼ばわりされてしまう彼女ですが、こんな美少女が彼女になってくれたらバラ色の学園生活ですのう(*´∀`*)ポワワ
お話的には、7000人が在学するマンモス校で“クズ先輩”と恐れられている不良の北斗が、生徒会総選挙で勝利を目指す少女・愛梨から自分の偽恋人になって力を貸してほしいと頼まれることに。
現会長にして“学園の歌姫”として圧倒的な支持を集める愛梨の姉・千夏から見事会長の椅子を奪うことが出来るのか?という、打倒お姉ちゃん系学園ボーイ・ミーツ・ガールラブコメ展開です。
愛梨の友人である天才少女・チェルシー考案の筋書き通りにイチャコラすることによって生徒の注目を引き、支持率を上げようと画策するふたりのドタバタが賑やかで楽しい本作ですが、学園の底辺に位置するふたりがどうやってテッペンまで駆け上がっていくのか、そもそもそんなに簡単にうまくいくのか、かなり無謀なチャレンジだと言わざるを得ないわけで。
序盤では、千夏を超えたいという目標がはっきりしているものの、愛梨がどうしてそこまで必死になっているのかという動機がぼかされているので感情移入しにくかったのですが、物語が進むに連れ、彼女のシリアスな過去が判明→ああ、それなら本気で下克上したくもなるわ(´;ω;`)ブワッと大きく印象が変わったので良かったです。
ぶっちゃけ、生徒会会長になるのが単なる手段という形になってしまっては、他の立候補達や生徒自身に迷惑なだけですし、なったあとにどうしたいのか?という明確なビジョンが無い人を当選させてあげるだけの価値はないだろうとすら思っていたのですが、普段の勝ち気な言動の裏で、色々と努力したり、つらい思いを我慢していたりという経緯があればこその立候補だったと思えば同情の余地はあるかと。
あきらめたらそこで試合終了だよとはよくネタにされますが、あきらめずにひとりで頑張り続ける事がいかに大変かというのは簡単に想像できますし、実際にあきらめたことのある北斗だからこそ、愛梨の頑張りを誰よりも真剣に受け止めることが出来たわけで。
単なる巻き込まれて合わせているだけではなく、彼女の恋人という共犯者として自ら動き出すクライマックスの北斗の姿が胸熱でした。
ラブコメ的には、愛梨が嘘デレと言いつつ順当にベタボレしていくのが(・∀・)ニヤニヤでしたが、イベント的には自分も北斗のことが好きなのに、愛梨を助けるように背中を押す義妹の冬華のシーンは、まさに妹の鑑!といった感じで涙腺崩壊させられましたね。
まだ1巻なのに身を引いた様にも思えてしまうのはちょっと勿体無い気もしますが、ここから偽恋人だと発覚する可能性は十分ありえますし、まだワンチャンあるでぇ!
さて、選挙自体が1回で終わらず、長期に渡るという設定は毎巻山場を持ってこれる良設定だと思いますが、千夏の思惑やらアレコレがラストに爆弾のように仕込まれていたのは驚かされましたね。
ただでさえ選挙に勝ち残るのは難しいというところへ、完全に難易度爆上げで次巻どうなっちゃうの((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
劇場型恋愛によって生徒を騙すというとなんとなく聞こえが悪いですが、この学園の生徒達はかなり大衆寄りというか、ネット民っぽくデフォルメして描かれているので、見せる方も見せられる方も真剣勝負をしているのだと好意的に解釈すべきかも知れませんね。
驚くほど手のひら返しすぎ、匿名をカサに着て暴言吐きすぎな生徒たちを見ていると、こんな奴らのために必死に頑張る必要ないんじゃないの…?と思わなくもないですが、中には真剣に学校生活について考えている生徒もいるでしょうし、無関心な生徒にきちんと注目&考えさせられるぐらいの事をしていかないと、愛梨の言う楽しい学校を作ることは出来ないはず。
ただの票取りゲームであれば、それこそ演説云々より裏学校サイトの情報戦だけで効率よく進められそうな気がしますが、その辺りの物語的なバランスを上手く取りつつ、千夏という爆弾を効果的に見せながら、愛梨にはたくさんの生徒を虜にして選挙を勝ち抜いて頂きたいところです。
気になった方は、是非チェックなさってみて下さいませ。
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表紙は、メインヒロインの愛梨。
凄すぎる姉と比較され、ジミ子呼ばわりされてしまう彼女ですが、こんな美少女が彼女になってくれたらバラ色の学園生活ですのう(*´∀`*)ポワワ
お話的には、7000人が在学するマンモス校で“クズ先輩”と恐れられている不良の北斗が、生徒会総選挙で勝利を目指す少女・愛梨から自分の偽恋人になって力を貸してほしいと頼まれることに。
現会長にして“学園の歌姫”として圧倒的な支持を集める愛梨の姉・千夏から見事会長の椅子を奪うことが出来るのか?という、打倒お姉ちゃん系学園ボーイ・ミーツ・ガールラブコメ展開です。
愛梨の友人である天才少女・チェルシー考案の筋書き通りにイチャコラすることによって生徒の注目を引き、支持率を上げようと画策するふたりのドタバタが賑やかで楽しい本作ですが、学園の底辺に位置するふたりがどうやってテッペンまで駆け上がっていくのか、そもそもそんなに簡単にうまくいくのか、かなり無謀なチャレンジだと言わざるを得ないわけで。
序盤では、千夏を超えたいという目標がはっきりしているものの、愛梨がどうしてそこまで必死になっているのかという動機がぼかされているので感情移入しにくかったのですが、物語が進むに連れ、彼女のシリアスな過去が判明→ああ、それなら本気で下克上したくもなるわ(´;ω;`)ブワッと大きく印象が変わったので良かったです。
ぶっちゃけ、生徒会会長になるのが単なる手段という形になってしまっては、他の立候補達や生徒自身に迷惑なだけですし、なったあとにどうしたいのか?という明確なビジョンが無い人を当選させてあげるだけの価値はないだろうとすら思っていたのですが、普段の勝ち気な言動の裏で、色々と努力したり、つらい思いを我慢していたりという経緯があればこその立候補だったと思えば同情の余地はあるかと。
あきらめたらそこで試合終了だよとはよくネタにされますが、あきらめずにひとりで頑張り続ける事がいかに大変かというのは簡単に想像できますし、実際にあきらめたことのある北斗だからこそ、愛梨の頑張りを誰よりも真剣に受け止めることが出来たわけで。
単なる巻き込まれて合わせているだけではなく、彼女の恋人という共犯者として自ら動き出すクライマックスの北斗の姿が胸熱でした。
ラブコメ的には、愛梨が嘘デレと言いつつ順当にベタボレしていくのが(・∀・)ニヤニヤでしたが、イベント的には自分も北斗のことが好きなのに、愛梨を助けるように背中を押す義妹の冬華のシーンは、まさに妹の鑑!といった感じで涙腺崩壊させられましたね。
まだ1巻なのに身を引いた様にも思えてしまうのはちょっと勿体無い気もしますが、ここから偽恋人だと発覚する可能性は十分ありえますし、まだワンチャンあるでぇ!
さて、選挙自体が1回で終わらず、長期に渡るという設定は毎巻山場を持ってこれる良設定だと思いますが、千夏の思惑やらアレコレがラストに爆弾のように仕込まれていたのは驚かされましたね。
ただでさえ選挙に勝ち残るのは難しいというところへ、完全に難易度爆上げで次巻どうなっちゃうの((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
劇場型恋愛によって生徒を騙すというとなんとなく聞こえが悪いですが、この学園の生徒達はかなり大衆寄りというか、ネット民っぽくデフォルメして描かれているので、見せる方も見せられる方も真剣勝負をしているのだと好意的に解釈すべきかも知れませんね。
驚くほど手のひら返しすぎ、匿名をカサに着て暴言吐きすぎな生徒たちを見ていると、こんな奴らのために必死に頑張る必要ないんじゃないの…?と思わなくもないですが、中には真剣に学校生活について考えている生徒もいるでしょうし、無関心な生徒にきちんと注目&考えさせられるぐらいの事をしていかないと、愛梨の言う楽しい学校を作ることは出来ないはず。
ただの票取りゲームであれば、それこそ演説云々より裏学校サイトの情報戦だけで効率よく進められそうな気がしますが、その辺りの物語的なバランスを上手く取りつつ、千夏という爆弾を効果的に見せながら、愛梨にはたくさんの生徒を虜にして選挙を勝ち抜いて頂きたいところです。
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