カルエルの過去回想編回でした。
革命前から民衆の不満は溜まっていたというわけで、決して帝国の施政が市民にとって善政だったわけでは無かったのでしょうが、それでも、目の前で両親が辱められるのを幼子が見てしまえば、復讐心に駆られてしまうのも無理は無いですね。
母親の方は、カルエルの未来を案じて人々を“許す”ように遺言していますが、それを真の意味で受け入れ、理解するには、まだカルエルは青いかなぁという感じかと。
“風呼びの少女”であるニナは、シンボルとして革命派から祭りあげられていただけで、彼女自身が強い意志を持って王や王妃を処刑しようとしたのでは無さそうですが、確かに、世界で唯一思いのままに風を操ることが出来るというのであれば、制空権がモノを言う空戦では無双と言えるでしょうね。
実際、王様側の巨大空中戦艦が落とされてしまったのはニナが風を操って戦場を支援したからでしょうし、最大の戦力が無くなったからこそ、革命派が城を押さえるのも容易かったのではないかと。
その後の共和国体制が全ての問題を解決してみんなが幸せに暮らしましたとさ!となっているのかどうかはあまり描かれていない気がしますが、革命の功労者であるニナがイスラに乗せられているのは、体のいい厄介払いとも言えそうですし、ある意味では彼女もまた被害者と言えるかもしれませんね。
まあ、この辺りは原作を読んでいるのでそれっぽいことを書けていますが、詳細については今後少しずつ明かされていく感じかしら。
カルエル自身もニナの靴を舐めさせられるという屈辱を味わわされた訳ですが、幼い彼にとっては、革命派の中枢にいる首謀者立ち寄りも、ニナというシンボルのほうを復讐のターゲットにすることが精神を保ちやすかった、というのもあるかもしれませんね。
全員が全員、王族に強い反発を持っていたというわけではなく、牢獄の看守係の人のように敬意を持って接している人もいたあたりは母である王妃の人徳と言えそうですが、初めてあったカルエルを引き取ったアリーパパが男前すぎて濡れるッ!件。
カルエルとアリーの家族関係も掘り下がりましたし、アリーパパが文字通りカルエルに飛行技術の基礎を仕込んでいたお陰で、今回のイスラ行きまで漕ぎ着けたわけで。
アリーパパは別にカルエルがニナへの復讐を遂げる事を是としているわけではないはずですが、カルエルを1人の男として認め、自身の意思を尊重して送り出してあげる度量の持ち主であるのは間違いないですね。
アリーパパやお姉ちゃんズ2人に迷惑が掛かってしまうことを考えれば、復讐などやめて別の幸せな人生を模索し始めたほうが良さそうに感じますが、その辺りはカルエル自身が悩みぬいた上で結論を出さなければいけない問題ですし、今後の展開が楽しみです。
さて、アルバスカレーで餌付け完了!になったクレアですが、早くもクラス公認カップルへの道が開き始めてて(・∀・)ニヤニヤでしたね。
というか、すっかり予告係になってしまった感のあるイグナシオが打ち解けようとしないのが気になりますが、ドアをそっとじするのは絵面的にワロタw
えらくカルエルを気にかけていたり、過去回想にも居たりと気になる行動の多い彼ですが、空戦技術は雑でイマイチというのはまだ実力を隠している感じ?
クレアは可愛いだけではなく、飛空技術においてもかなりの実力の持ち主だということがわかりましたが、カルエルとクレア、どちらが操縦でどちらが攻撃役になるのか気になるところです。
カルエルは弾薬を少しちょろまかしたようにも見えましたが、いつかニナを撃つ時用なのかしら。
単に空薬莢というオチにも見えませんでしたが…。
やたら気障ったらしくアプローチしてきたファウストの嫌がらせで海に不時着させられてしまったカルエル達ですが、救助まで無事に済むのか心配ですね。
嵐が来るのは間違い無さそうですし、海水さえあればいくらでも充電可能→航続距離を伸ばすことが出来るとは言え、ロクに食料も持ってきていないでしょうし。
バンデラス先生達もいるのでそこまで離れていなければなんとかなりそうな気がしますが、雲海の中でどれ位の距離をどちらに向かって飛んだかはわからなくなってしまったでしょうし、迂闊に動いたり、何もしなくても潮流で流されたりしてしまってはヤバイところかと。
そもそも、未熟な訓練生である彼らにもう編隊飛行訓練を課しているのは、明らかに近々敵と遭遇するフラグと言えるわけで、イスラでの旅が聖泉までのただの遊覧飛行ではなく、接敵を前提にしたものであることは間違いないでしょうね。
一人のエースが無双するのではなく、編隊を組んだチームが互いを支えあって敵と攻守を入れ替えながら戦うのが本シリーズの醍醐味なので、不謹慎ながら空戦描写楽しみですわい(;゚∀゚)=3ムッハー
次回、第4話『星の海原』
あんなだだっ広い海面上で夜を迎えるのかと思うとぞっとしてしまいますが、満天の星空が見られるならロマンチックでしょうね。
お互いに惹かれ合っているふたりなので、トントン拍子に関係が深まっても良さそうな気がしますが、クレアはカルエルのニナに対する執着に気付き始めている様子ですし、そのあたりにも注目していくべきかしら。
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革命前から民衆の不満は溜まっていたというわけで、決して帝国の施政が市民にとって善政だったわけでは無かったのでしょうが、それでも、目の前で両親が辱められるのを幼子が見てしまえば、復讐心に駆られてしまうのも無理は無いですね。
母親の方は、カルエルの未来を案じて人々を“許す”ように遺言していますが、それを真の意味で受け入れ、理解するには、まだカルエルは青いかなぁという感じかと。
“風呼びの少女”であるニナは、シンボルとして革命派から祭りあげられていただけで、彼女自身が強い意志を持って王や王妃を処刑しようとしたのでは無さそうですが、確かに、世界で唯一思いのままに風を操ることが出来るというのであれば、制空権がモノを言う空戦では無双と言えるでしょうね。
実際、王様側の巨大空中戦艦が落とされてしまったのはニナが風を操って戦場を支援したからでしょうし、最大の戦力が無くなったからこそ、革命派が城を押さえるのも容易かったのではないかと。
その後の共和国体制が全ての問題を解決してみんなが幸せに暮らしましたとさ!となっているのかどうかはあまり描かれていない気がしますが、革命の功労者であるニナがイスラに乗せられているのは、体のいい厄介払いとも言えそうですし、ある意味では彼女もまた被害者と言えるかもしれませんね。
まあ、この辺りは原作を読んでいるのでそれっぽいことを書けていますが、詳細については今後少しずつ明かされていく感じかしら。
カルエル自身もニナの靴を舐めさせられるという屈辱を味わわされた訳ですが、幼い彼にとっては、革命派の中枢にいる首謀者立ち寄りも、ニナというシンボルのほうを復讐のターゲットにすることが精神を保ちやすかった、というのもあるかもしれませんね。
全員が全員、王族に強い反発を持っていたというわけではなく、牢獄の看守係の人のように敬意を持って接している人もいたあたりは母である王妃の人徳と言えそうですが、初めてあったカルエルを引き取ったアリーパパが男前すぎて濡れるッ!件。
カルエルとアリーの家族関係も掘り下がりましたし、アリーパパが文字通りカルエルに飛行技術の基礎を仕込んでいたお陰で、今回のイスラ行きまで漕ぎ着けたわけで。
アリーパパは別にカルエルがニナへの復讐を遂げる事を是としているわけではないはずですが、カルエルを1人の男として認め、自身の意思を尊重して送り出してあげる度量の持ち主であるのは間違いないですね。
アリーパパやお姉ちゃんズ2人に迷惑が掛かってしまうことを考えれば、復讐などやめて別の幸せな人生を模索し始めたほうが良さそうに感じますが、その辺りはカルエル自身が悩みぬいた上で結論を出さなければいけない問題ですし、今後の展開が楽しみです。
さて、アルバスカレーで餌付け完了!になったクレアですが、早くもクラス公認カップルへの道が開き始めてて(・∀・)ニヤニヤでしたね。
というか、すっかり予告係になってしまった感のあるイグナシオが打ち解けようとしないのが気になりますが、ドアをそっとじするのは絵面的にワロタw
えらくカルエルを気にかけていたり、過去回想にも居たりと気になる行動の多い彼ですが、空戦技術は雑でイマイチというのはまだ実力を隠している感じ?
クレアは可愛いだけではなく、飛空技術においてもかなりの実力の持ち主だということがわかりましたが、カルエルとクレア、どちらが操縦でどちらが攻撃役になるのか気になるところです。
カルエルは弾薬を少しちょろまかしたようにも見えましたが、いつかニナを撃つ時用なのかしら。
単に空薬莢というオチにも見えませんでしたが…。
やたら気障ったらしくアプローチしてきたファウストの嫌がらせで海に不時着させられてしまったカルエル達ですが、救助まで無事に済むのか心配ですね。
嵐が来るのは間違い無さそうですし、海水さえあればいくらでも充電可能→航続距離を伸ばすことが出来るとは言え、ロクに食料も持ってきていないでしょうし。
バンデラス先生達もいるのでそこまで離れていなければなんとかなりそうな気がしますが、雲海の中でどれ位の距離をどちらに向かって飛んだかはわからなくなってしまったでしょうし、迂闊に動いたり、何もしなくても潮流で流されたりしてしまってはヤバイところかと。
そもそも、未熟な訓練生である彼らにもう編隊飛行訓練を課しているのは、明らかに近々敵と遭遇するフラグと言えるわけで、イスラでの旅が聖泉までのただの遊覧飛行ではなく、接敵を前提にしたものであることは間違いないでしょうね。
一人のエースが無双するのではなく、編隊を組んだチームが互いを支えあって敵と攻守を入れ替えながら戦うのが本シリーズの醍醐味なので、不謹慎ながら空戦描写楽しみですわい(;゚∀゚)=3ムッハー
次回、第4話『星の海原』
あんなだだっ広い海面上で夜を迎えるのかと思うとぞっとしてしまいますが、満天の星空が見られるならロマンチックでしょうね。
お互いに惹かれ合っているふたりなので、トントン拍子に関係が深まっても良さそうな気がしますが、クレアはカルエルのニナに対する執着に気付き始めている様子ですし、そのあたりにも注目していくべきかしら。
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