電撃文庫のラノベ、『あなたの街の都市伝鬼!』(聴猫芝居先生原作、うらび先生イラスト)が発売中です。
第18回電撃小説大賞の金賞受賞作品ということで、チェックされていた方も多いのではないかと思います。
表紙はメインヒロインであるムラサキカガミの都市伝鬼・サキと、主人公の出雲。
こんな可愛い女の子とお近付きになれるなら、喜んで驚かされたいでござる!と思ったのは自分だけではないはずw
自分もこの記事でムラサキカガミの噂を広めないと♪
お話的には、民俗学者志望で、高校生ながら大学の研究室にまで顔を出すほど都市伝説に興味を持つ出雲が、サキや他の都市伝鬼達と出会い、その物語を編纂していくことになって…というボーイ・ミーツ・ガール展開です。
古来から伝わる妖怪とは違い、比較的新興の勢力である都市伝鬼という設定もあってか、人間の姿をとる伝鬼が美少女揃いなのが嬉しいですね。
人が死んでしまうような逸話を持つ都市伝説も多いだけに、もっとシリアス系の話がメインなのかと思っていましたが、それぞれの噂の元となったエピソードを解説しつつも、基本的にはコメディタッチで進んでいくので雰囲気も一貫して、明るく楽しくがモットーという感じでした。
また、ノリの良いやりとりを通じて、伝鬼達の人となりや能力が自然と把握できるように配慮されているのも好印象。
元ネタである噂についても、メリーさんやベッドの下の斧男といったあたりはメジャーどころで有名ですし、そのイメージを裏切らないツボを付いたキャラ設定が(・∀・)ニヤニヤでした。
ラブコメとしては、初めて出会った本物の怪奇現象であるサキとの運命的な出会いの印象が大きかったのか、ほぼ一目惚れの本妻扱いを貫きながらも、美幼女とナイスバディなお姉様タイプの伝鬼とも同居、更には委員長タイプのクラスメイトやバイト仲間のサッパリさわやか系後輩女子とも良い感じに…と、なかなかのフラグ建築士ぶりを発揮で羨ましすぎるw
出雲の本命がサキであることは当人以外は察し済みながらも、それを受け入れつつ、からかい目的も含めていちゃついたり、思わせぶりな態度をチラ見せしたりと、なんという男の理想郷!据え膳ってレベルじゃねーぞw
もちろん、伝鬼の編纂者だからこそ、出雲に対して積極的にアピールしたいと伝鬼達も考えるわけですが、編纂者の持つ能力や、伝鬼達にとっての重要性という設定部分が丁寧に掘り下げられているので説得力が高かったです。
見た目の記入にこだわりを持っていたりするあたりは、本質とは直接関係ないとはいえ、やはり女の子らしくて微笑ましい限りw
本性を発揮している時のおどろおどろしい雰囲気と、女の子状態の可愛らしい雰囲気とのギャップが、文章とイラストでしっかり描き分けられているのも良いですね。
とりあえず、ヨカちゃんのイラストがすごく…欲しいですw
しかし、出雲も年頃の男の子なわけで、サキを異性として強く意識してしまうのは当然だと思いますが、彼ってばベッドの上では意外と野生的なのねw
それまで清楚な美少女というイメージだったサキが、そのシーンではやたらと色っぽいタッチで描かれているのがまたメニアックで良いぞ良いぞ〜(;゚∀゚)=3ムッハー
初めから出雲に好意的ながら、このあたりでは恋愛ごとに疎く、結構天然&超然とした印象のサキでしたが、終盤に進むに連れて信頼関係が更に醸成されている様子が伝わって来ましたし、それがクライマックス部分での以心伝心ぶりやエピローグ部分での心情の吐露に繋がっていったのも良かったと思います。
事実上のアレで返した出雲もヤダ…カッコイイ(´∀`*)ポッ
オチで意外な大物が登場したことについては予想外で驚かされましたが、伝鬼サイドにも妖怪サイドにもそれぞれにつながりや組織のようなものもあると思いますし、色々と話を展開させていくことが出来そうで楽しみです。
個人的には、都市伝説にスポットを当てたラノベというジャンル的に、MF文庫の『101番目(ハンドレッドワン)の百物語』(サイトウケンジ先生原作、涼香先生イラスト)と読み比べてみるのも面白いかと思います。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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第18回電撃小説大賞の金賞受賞作品ということで、チェックされていた方も多いのではないかと思います。
表紙はメインヒロインであるムラサキカガミの都市伝鬼・サキと、主人公の出雲。
こんな可愛い女の子とお近付きになれるなら、喜んで驚かされたいでござる!と思ったのは自分だけではないはずw
自分もこの記事でムラサキカガミの噂を広めないと♪
お話的には、民俗学者志望で、高校生ながら大学の研究室にまで顔を出すほど都市伝説に興味を持つ出雲が、サキや他の都市伝鬼達と出会い、その物語を編纂していくことになって…というボーイ・ミーツ・ガール展開です。
古来から伝わる妖怪とは違い、比較的新興の勢力である都市伝鬼という設定もあってか、人間の姿をとる伝鬼が美少女揃いなのが嬉しいですね。
人が死んでしまうような逸話を持つ都市伝説も多いだけに、もっとシリアス系の話がメインなのかと思っていましたが、それぞれの噂の元となったエピソードを解説しつつも、基本的にはコメディタッチで進んでいくので雰囲気も一貫して、明るく楽しくがモットーという感じでした。
また、ノリの良いやりとりを通じて、伝鬼達の人となりや能力が自然と把握できるように配慮されているのも好印象。
元ネタである噂についても、メリーさんやベッドの下の斧男といったあたりはメジャーどころで有名ですし、そのイメージを裏切らないツボを付いたキャラ設定が(・∀・)ニヤニヤでした。
ラブコメとしては、初めて出会った本物の怪奇現象であるサキとの運命的な出会いの印象が大きかったのか、ほぼ一目惚れの本妻扱いを貫きながらも、美幼女とナイスバディなお姉様タイプの伝鬼とも同居、更には委員長タイプのクラスメイトやバイト仲間のサッパリさわやか系後輩女子とも良い感じに…と、なかなかのフラグ建築士ぶりを発揮で羨ましすぎるw
出雲の本命がサキであることは当人以外は察し済みながらも、それを受け入れつつ、からかい目的も含めていちゃついたり、思わせぶりな態度をチラ見せしたりと、なんという男の理想郷!据え膳ってレベルじゃねーぞw
もちろん、伝鬼の編纂者だからこそ、出雲に対して積極的にアピールしたいと伝鬼達も考えるわけですが、編纂者の持つ能力や、伝鬼達にとっての重要性という設定部分が丁寧に掘り下げられているので説得力が高かったです。
見た目の記入にこだわりを持っていたりするあたりは、本質とは直接関係ないとはいえ、やはり女の子らしくて微笑ましい限りw
本性を発揮している時のおどろおどろしい雰囲気と、女の子状態の可愛らしい雰囲気とのギャップが、文章とイラストでしっかり描き分けられているのも良いですね。
とりあえず、ヨカちゃんのイラストがすごく…欲しいですw
しかし、出雲も年頃の男の子なわけで、サキを異性として強く意識してしまうのは当然だと思いますが、彼ってばベッドの上では意外と野生的なのねw
それまで清楚な美少女というイメージだったサキが、そのシーンではやたらと色っぽいタッチで描かれているのがまたメニアックで良いぞ良いぞ〜(;゚∀゚)=3ムッハー
初めから出雲に好意的ながら、このあたりでは恋愛ごとに疎く、結構天然&超然とした印象のサキでしたが、終盤に進むに連れて信頼関係が更に醸成されている様子が伝わって来ましたし、それがクライマックス部分での以心伝心ぶりやエピローグ部分での心情の吐露に繋がっていったのも良かったと思います。
事実上のアレで返した出雲もヤダ…カッコイイ(´∀`*)ポッ
オチで意外な大物が登場したことについては予想外で驚かされましたが、伝鬼サイドにも妖怪サイドにもそれぞれにつながりや組織のようなものもあると思いますし、色々と話を展開させていくことが出来そうで楽しみです。
個人的には、都市伝説にスポットを当てたラノベというジャンル的に、MF文庫の『101番目(ハンドレッドワン)の百物語』(サイトウケンジ先生原作、涼香先生イラスト)と読み比べてみるのも面白いかと思います。
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