MF文庫Jのラノベ、『ゼロの使い魔 20 古深淵(いにしえ)の聖地』(ヤマグチノボル先生原作、兎塚エイジ先生イラスト)が発売中です。
表紙は、久しぶりにメインを張るティファニア。
テファと言えば『革命胸(バスト・レボリューション)』ですが、今回は海の中のシーンもあるので、いつもより多めに揺らしております〜♪な感じがニヤニヤでしたw
表紙にもそのイメージで熱帯魚や貝が描かれているんだと思いますが、幻想的な雰囲気がハーフエルフの彼女にぴったりですね。
ラスト3冊宣言がなされたこともあり、いよいよクライマックス感が漂って来ましたが、この時点でそれが明かされたのは結構異例な事かもしれませんね。
3期までアニメ化され、MF文庫Jというレーベルの知名度を大きく知らしめた本作がいよいよ終焉を迎えるということには、1ラノベファンとしてひとつの大きな節目を感じずにはいられませんが、最後までしっかりと見届けさせていただきたいと思います。
※以下、未読の方は展開のネタバレ率が高いので先に読了されるのがオススメ。
お話的には、前半がサイト&テファの捕らわれ&脱出コンビ、後半がルイズ一行の捜索隊グループの状況がそれぞれ描かれる展開です。
遂に、聖地の謎が!!という、シリーズの核心に迫る部分の描写が入ってくるので、ファンの方はお見逃しなく。
というか、ガンダールヴの設定が出てきて、いずれはこんな武器も出てくるのかな〜?と思っていた◯◯◯が出てきてのには驚かされました。
それが出てきた事自体ではなく、こういう経緯を経てそれが出てきたという展開の仕方が上手いなと。
砂漠で聖地探しから、まさかの水中へ、という時点では、『なんでいきなりこんなことになってるんだろう?』と思いつつ読んでいたのですが、そこから謎が解明されると『ああ、そういう風に繋げるためだったのか〜!』と納得させられた感じ。
一捻りあった分、普通に地上の遺跡発見→武器がドドーン!と出て来るよりも説得力があったと思います。
謎の掘り下げと並行してテファとサイトのキャッキャウフフが描かれるのも、一時の安らぎ的なのどかさと、自分の好きになった男には既に彼女が!というテファの複雑な胸中での葛藤っぷりとが良いギャップ効果を生み出していたと思います。
ぶっちゃけ、サイトは既に揺らぐことはないだろうという状態なので、『恋』的な意味では脈無しかもというのが正直なところですが、それでもあえて想い続ける『愛』的な意味での彼女の献身っぷりが可愛らしかったですね。
いや、生で見せれば何でもOKかどうかはともかくとしてw
…とまあ、ここまでの流れはまだ予測の範囲内かな〜という感じだったのですが、
中盤の某イベントがマジぱねぇっすわ!
とか、思わず赤字にするぐらいビビって半放心状態に。
流石に焦ったというか、『え、ホントのところどうなってしまったの?』という感じで血の気引きました。
たしかにフラグっぽかったけれども…え、マジっすか?状態だったので、そんなシリアスな場面の後に、ルイズ一行のギャグパート始まったけど全然頭に入らなかったというw
いや、流石にマリコルヌの大物っぷりは面白いんだけれども、それよりもサイト達の続きを!と思ってしまったのは自分だけではないはず。
あれ…このまま次巻まで生殺しなの…!?と、ページをめくる度に無駄にドキドキしてしまいました。
(エピローグを読むまでは、ルイズパートと順番を逆にするべきだったのでは?と思っていましたが、読んでみて納得。)
前半の海戦にしても、後半の空戦にしても、敵方に強力なライバル系キャラがいない分、緊張感はそれほど無かったのですが、離れ離れになっても、サイトもルイズもお互いを信じて頑張っているんだということが十分伝わっていたので問題ないかと。
ただ、サイトを拉致られたことで弱気になりかけたルイズを叱咤激励するシエスタの活躍のシーンには、思わず目頭が熱くなってしまいました。
このやりとりがあればこそ、ツンデレな言動とは裏腹に、本質的にはか弱い女の子であるルイズが踏ん張ることが出来たわけで、今回の主演女優賞がテファなら、助演女優賞はシエスタだったな、という感じですね。
シエスタの言葉は、同じ男の娘を好きになった恋敵の視点からルイズに語りかけるものであったと同時に、シリーズを通して描かれてきた、『サイトとルイズのキャラクターとしての役どころとその成長ぶり』について、改めて読者に想起させてくれた気がします。
読者が漠然と胸にかかえていたサイトとルイズのイメージ像を集約して言語化した、とでも言えば良いでしょうか。
ちょっと上手くまとめられませんでしたが、シエスタの一言一言がやたらと重みがあるように感じられて胸熱でした。
片や、多くの仲間に支えられて『使い魔を取り戻す』という明確な目標を認識したルイズと、思いも寄らない展開の連続で一体どうなってしまうの?状態のサイト、という終わり方は、実に対称的でしたね。
伏線がめちゃくちゃ意味深で続きが気になりまくりですが、物語がハッピーエンドを迎えられるように、ふたりにはなんとか頑張って欲しいところです。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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表紙は、久しぶりにメインを張るティファニア。
テファと言えば『革命胸(バスト・レボリューション)』ですが、今回は海の中のシーンもあるので、いつもより多めに揺らしております〜♪な感じがニヤニヤでしたw
表紙にもそのイメージで熱帯魚や貝が描かれているんだと思いますが、幻想的な雰囲気がハーフエルフの彼女にぴったりですね。
ラスト3冊宣言がなされたこともあり、いよいよクライマックス感が漂って来ましたが、この時点でそれが明かされたのは結構異例な事かもしれませんね。
3期までアニメ化され、MF文庫Jというレーベルの知名度を大きく知らしめた本作がいよいよ終焉を迎えるということには、1ラノベファンとしてひとつの大きな節目を感じずにはいられませんが、最後までしっかりと見届けさせていただきたいと思います。
※以下、未読の方は展開のネタバレ率が高いので先に読了されるのがオススメ。
お話的には、前半がサイト&テファの捕らわれ&脱出コンビ、後半がルイズ一行の捜索隊グループの状況がそれぞれ描かれる展開です。
遂に、聖地の謎が!!という、シリーズの核心に迫る部分の描写が入ってくるので、ファンの方はお見逃しなく。
というか、ガンダールヴの設定が出てきて、いずれはこんな武器も出てくるのかな〜?と思っていた◯◯◯が出てきてのには驚かされました。
それが出てきた事自体ではなく、こういう経緯を経てそれが出てきたという展開の仕方が上手いなと。
砂漠で聖地探しから、まさかの水中へ、という時点では、『なんでいきなりこんなことになってるんだろう?』と思いつつ読んでいたのですが、そこから謎が解明されると『ああ、そういう風に繋げるためだったのか〜!』と納得させられた感じ。
一捻りあった分、普通に地上の遺跡発見→武器がドドーン!と出て来るよりも説得力があったと思います。
謎の掘り下げと並行してテファとサイトのキャッキャウフフが描かれるのも、一時の安らぎ的なのどかさと、自分の好きになった男には既に彼女が!というテファの複雑な胸中での葛藤っぷりとが良いギャップ効果を生み出していたと思います。
ぶっちゃけ、サイトは既に揺らぐことはないだろうという状態なので、『恋』的な意味では脈無しかもというのが正直なところですが、それでもあえて想い続ける『愛』的な意味での彼女の献身っぷりが可愛らしかったですね。
いや、生で見せれば何でもOKかどうかはともかくとしてw
…とまあ、ここまでの流れはまだ予測の範囲内かな〜という感じだったのですが、
中盤の某イベントがマジぱねぇっすわ!
とか、思わず赤字にするぐらいビビって半放心状態に。
流石に焦ったというか、『え、ホントのところどうなってしまったの?』という感じで血の気引きました。
たしかにフラグっぽかったけれども…え、マジっすか?状態だったので、そんなシリアスな場面の後に、ルイズ一行のギャグパート始まったけど全然頭に入らなかったというw
いや、流石にマリコルヌの大物っぷりは面白いんだけれども、それよりもサイト達の続きを!と思ってしまったのは自分だけではないはず。
あれ…このまま次巻まで生殺しなの…!?と、ページをめくる度に無駄にドキドキしてしまいました。
(エピローグを読むまでは、ルイズパートと順番を逆にするべきだったのでは?と思っていましたが、読んでみて納得。)
前半の海戦にしても、後半の空戦にしても、敵方に強力なライバル系キャラがいない分、緊張感はそれほど無かったのですが、離れ離れになっても、サイトもルイズもお互いを信じて頑張っているんだということが十分伝わっていたので問題ないかと。
ただ、サイトを拉致られたことで弱気になりかけたルイズを叱咤激励するシエスタの活躍のシーンには、思わず目頭が熱くなってしまいました。
このやりとりがあればこそ、ツンデレな言動とは裏腹に、本質的にはか弱い女の子であるルイズが踏ん張ることが出来たわけで、今回の主演女優賞がテファなら、助演女優賞はシエスタだったな、という感じですね。
シエスタの言葉は、同じ男の娘を好きになった恋敵の視点からルイズに語りかけるものであったと同時に、シリーズを通して描かれてきた、『サイトとルイズのキャラクターとしての役どころとその成長ぶり』について、改めて読者に想起させてくれた気がします。
読者が漠然と胸にかかえていたサイトとルイズのイメージ像を集約して言語化した、とでも言えば良いでしょうか。
ちょっと上手くまとめられませんでしたが、シエスタの一言一言がやたらと重みがあるように感じられて胸熱でした。
片や、多くの仲間に支えられて『使い魔を取り戻す』という明確な目標を認識したルイズと、思いも寄らない展開の連続で一体どうなってしまうの?状態のサイト、という終わり方は、実に対称的でしたね。
伏線がめちゃくちゃ意味深で続きが気になりまくりですが、物語がハッピーエンドを迎えられるように、ふたりにはなんとか頑張って欲しいところです。
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