電撃文庫のラノベ、『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン?〈上〉』(川上稔先生原作、さとやす先生イラスト)が発売中です。
表紙は人狼ハーフの騎士娘なネイト。
ネイトと言えば、『銀鎖』がトレードマーク!というわけで、バックにも綺麗な感じに張り巡らされていますね。
コレなら文章中で散々言われていた貧乳も目立たない…かも?
もうひとつのトレードマークである『肉』についても、コメディパートで思う存分いじくりまわされていたりと、彼女の登場機会がかなり多いのがファン的に嬉しいところです。
お話的には、アルマダ海戦を乗り越えたものの、度重なる戦いで傷付いた武蔵を修理すべく、IZUMOに身を寄せることになった一行が、『六護式仏蘭西(エグザゴンフランセーズ)』との戦いに巻き込まれていくことに…という展開です。
『?〈上〉』とありますが、上下巻構成ではなく、上中下の3分冊構成となっているのが大きなポイント。
700ページを超える分量であるにも関わらず、まだまだ序盤というのが相変わらず本シリーズらしいですね。
『終わりのクロニクル』の時も?は3分冊構成だったのを思い出して、なんだかちょっと懐かしくなったりw
中巻は来月連続刊行、下巻はひと月間を開けて9月刊行の予定だそうなので、今から楽しみです。
助走の段階のはずが、イベント的に、いつの間にか全力疾走のフルマラソン並みのペースになっている気がする今巻。
今まで孤軍奮闘していた武蔵に、後に共闘することになりそうな新キャラが続々と合流してくるあたりが要注目のポイントかと思います。
里見家、北条家、そして源義経といった有名な武将たちの名を襲名した新キャラ(美少女多し!!)の所属や、立ち位置、行動理念などの解説を、正純の政治手腕を見せつつ描く会談パートがまず圧巻です。
出席者自体も相当な数に上りますが、Twitter風の『通神』を介した武蔵メンバー全員総出でのボケ&ツッコミ合戦がめちゃくちゃ面白かったです。
時には遠くに居る他勢力のキャラ達がそれを覗き見ている様子も交えつつ、熱い駆け引きが繰り広げられるわけですが、正純が歴史再現と世界情勢を計算しながらその才能を遺憾なく発揮して行く様子に、今まで戦いを通じた成長ぶりを感じられて好印象でした。
正純にしても、他のメンバーにしても、以前より強くなったからそれで良いと満足するのではなく、更にその先の高みへと登りつめていこうという前向きな態度が心地良いですね。
貪欲なまでの成長欲は、個人としての能力の問題でもありますが、トーリが掲げた世界征服を実現するために志を同じくした仲間たちにとっては、お互いに切磋琢磨して自らの不得手な部分を補い合う姿勢が自然と形成されているのが、チームワークと強さの秘訣になっているのではないかと思います。
新キャラ勢は、その実力、キャラクター共に武蔵メンバーに勝るとも劣らないポテンシャルを秘めており、まだ力の一端をお披露目しただけの状態であるにも関わらず、演出的に非常に盛り上がりました。
特に、後の松平合流組に関しては、その生い立ちにも様々なドラマが隠されているようで、単なる強キャラでは無く、人間的な弱さを持っているところが描かれているのがかえってリアルで良い感じでした。
そのあたりの弱さが、トーリ達との交流を通じて克服されていく展開に期待したいですね。
武蔵メンバーと意外な接点を持つキャラもいたりと、伏線が楽しみすぎて生きるのが辛いw
伏線と言えば、ネイトにとって馴染みの深い、『六護式仏蘭西』が関わってくるとあって、彼女の境遇や、しがらみとの決別、騎士としての彼女自身のあり方といった部分で進展が見られそうで楽しみです。
戦闘技術的な意味でも、メンタリティ的な意味でも、更なる強さが求められる状況なわけですが、本巻ラストの引き部分を見る限り、かなりの奮起が必要となりそうな気配ですね。
ホライゾンとトーリの夫婦漫才が激しさを増しながらも武蔵メンバー達に受け入れられ、その結びつきが強固になっていく一方、騎士としての忠誠を誓いつつ、彼への想いは胸に秘めなければならない…という彼女の役回りにはグッと来るものがあるわけで。
彼女の成長と、己の身の振り方に付いてどんな答えを見つけ出すのかに期待したいところです。
『六護式仏蘭西』サイドの新キャラ達については、能力よりも覚悟の強さや、行動理念&思惑といった部分に心惹かれました。
彼らが一筋縄ではいかないタイプであることは、武蔵メンバー達自身を見ると理解できますが、互いの信念を譲らず、真っ向から相対し、それを乗り越えた先には、今までよりも更に強い想いや答えが見つかるのかも知れませんね。
今回、戦いの前段階から武蔵にとっては不利な状況が続いていますし、次回は更にピンチの状態からスタート、となりそうですが、何とか乗り越えていって欲しいところですね。
そこに絡んでくるであろう第3勢力の動きも気になります。
個人の強さがますますインフレ気味になっている気もしますが、そこも派手さ自体がひとつの演出として楽しんでいければなとw
逆に、団体戦パートでは、戦場図でお互いの戦術上の駆け引きがわかりやすく示されていたりと、地味ながらも光る演出が良かったかと。
今回、序盤ということもあって怒涛の泣き&胸熱展開!は見られませんでしたが、十二分に地盤を踏み固めることが出来た分、続く中&下巻がエラいことになりそうで楽しみです。
まさかの全裸属性が増えたこともありますし、こっちも発売日を全裸待機しないとw
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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表紙は人狼ハーフの騎士娘なネイト。
ネイトと言えば、『銀鎖』がトレードマーク!というわけで、バックにも綺麗な感じに張り巡らされていますね。
コレなら文章中で散々言われていた貧乳も目立たない…かも?
もうひとつのトレードマークである『肉』についても、コメディパートで思う存分いじくりまわされていたりと、彼女の登場機会がかなり多いのがファン的に嬉しいところです。
お話的には、アルマダ海戦を乗り越えたものの、度重なる戦いで傷付いた武蔵を修理すべく、IZUMOに身を寄せることになった一行が、『六護式仏蘭西(エグザゴンフランセーズ)』との戦いに巻き込まれていくことに…という展開です。
『?〈上〉』とありますが、上下巻構成ではなく、上中下の3分冊構成となっているのが大きなポイント。
700ページを超える分量であるにも関わらず、まだまだ序盤というのが相変わらず本シリーズらしいですね。
『終わりのクロニクル』の時も?は3分冊構成だったのを思い出して、なんだかちょっと懐かしくなったりw
中巻は来月連続刊行、下巻はひと月間を開けて9月刊行の予定だそうなので、今から楽しみです。
助走の段階のはずが、イベント的に、いつの間にか全力疾走のフルマラソン並みのペースになっている気がする今巻。
今まで孤軍奮闘していた武蔵に、後に共闘することになりそうな新キャラが続々と合流してくるあたりが要注目のポイントかと思います。
里見家、北条家、そして源義経といった有名な武将たちの名を襲名した新キャラ(美少女多し!!)の所属や、立ち位置、行動理念などの解説を、正純の政治手腕を見せつつ描く会談パートがまず圧巻です。
出席者自体も相当な数に上りますが、Twitter風の『通神』を介した武蔵メンバー全員総出でのボケ&ツッコミ合戦がめちゃくちゃ面白かったです。
時には遠くに居る他勢力のキャラ達がそれを覗き見ている様子も交えつつ、熱い駆け引きが繰り広げられるわけですが、正純が歴史再現と世界情勢を計算しながらその才能を遺憾なく発揮して行く様子に、今まで戦いを通じた成長ぶりを感じられて好印象でした。
正純にしても、他のメンバーにしても、以前より強くなったからそれで良いと満足するのではなく、更にその先の高みへと登りつめていこうという前向きな態度が心地良いですね。
貪欲なまでの成長欲は、個人としての能力の問題でもありますが、トーリが掲げた世界征服を実現するために志を同じくした仲間たちにとっては、お互いに切磋琢磨して自らの不得手な部分を補い合う姿勢が自然と形成されているのが、チームワークと強さの秘訣になっているのではないかと思います。
新キャラ勢は、その実力、キャラクター共に武蔵メンバーに勝るとも劣らないポテンシャルを秘めており、まだ力の一端をお披露目しただけの状態であるにも関わらず、演出的に非常に盛り上がりました。
特に、後の松平合流組に関しては、その生い立ちにも様々なドラマが隠されているようで、単なる強キャラでは無く、人間的な弱さを持っているところが描かれているのがかえってリアルで良い感じでした。
そのあたりの弱さが、トーリ達との交流を通じて克服されていく展開に期待したいですね。
武蔵メンバーと意外な接点を持つキャラもいたりと、伏線が楽しみすぎて生きるのが辛いw
伏線と言えば、ネイトにとって馴染みの深い、『六護式仏蘭西』が関わってくるとあって、彼女の境遇や、しがらみとの決別、騎士としての彼女自身のあり方といった部分で進展が見られそうで楽しみです。
戦闘技術的な意味でも、メンタリティ的な意味でも、更なる強さが求められる状況なわけですが、本巻ラストの引き部分を見る限り、かなりの奮起が必要となりそうな気配ですね。
ホライゾンとトーリの夫婦漫才が激しさを増しながらも武蔵メンバー達に受け入れられ、その結びつきが強固になっていく一方、騎士としての忠誠を誓いつつ、彼への想いは胸に秘めなければならない…という彼女の役回りにはグッと来るものがあるわけで。
彼女の成長と、己の身の振り方に付いてどんな答えを見つけ出すのかに期待したいところです。
『六護式仏蘭西』サイドの新キャラ達については、能力よりも覚悟の強さや、行動理念&思惑といった部分に心惹かれました。
彼らが一筋縄ではいかないタイプであることは、武蔵メンバー達自身を見ると理解できますが、互いの信念を譲らず、真っ向から相対し、それを乗り越えた先には、今までよりも更に強い想いや答えが見つかるのかも知れませんね。
今回、戦いの前段階から武蔵にとっては不利な状況が続いていますし、次回は更にピンチの状態からスタート、となりそうですが、何とか乗り越えていって欲しいところですね。
そこに絡んでくるであろう第3勢力の動きも気になります。
個人の強さがますますインフレ気味になっている気もしますが、そこも派手さ自体がひとつの演出として楽しんでいければなとw
逆に、団体戦パートでは、戦場図でお互いの戦術上の駆け引きがわかりやすく示されていたりと、地味ながらも光る演出が良かったかと。
今回、序盤ということもあって怒涛の泣き&胸熱展開!は見られませんでしたが、十二分に地盤を踏み固めることが出来た分、続く中&下巻がエラいことになりそうで楽しみです。
まさかの全裸属性が増えたこともありますし、こっちも発売日を全裸待機しないとw
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。


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