サークル07th Expansionの同人ゲーム、『「うみねこのなく頃に散」Episode8 Twilight of the golden witch』が発売中です。
パッケージイラストには、今まで登場した面々がズラリと顔をそろえていて豪華ですね。
基本的には本編が今回で完結ということで、楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか?
解決編エピソードである『散』シリーズの8話目が収録されている本作ですが、EP5〜7の部分も再収録されているのでお買い得感がありますね。
インストールにも結構な時間がかかる超ボリュームが胸熱w
アニメ版で、出題編であるEP4までの部分が放映されたことはご存知の方も多いと覆いますし、PS3版の「うみねこのなく頃に〜魔女と推理の輪舞曲〜」がアルケミストから発売された所でもありますね。
原作同人ゲーム版を未プレイだった方が、上記のどちらかで出題編の内容を把握した後、本作をプレイするという離れ技もアリかもしれませんw
推理が大きなウエイトを占める作品だけに、ぶっちゃけ何を書いてもネタバレになってしまうので、それが嫌だという方はプレイ後にお読みくださったほうが良いかと。
結論だけ先に言っておくと、キャラクター同士の推理合戦や魔法バトルは今までと同様に盛り上がりますし、読み物としての面白さは十分に堪能できるのでオススメ。
というか、EP7まで読んで8は読まないという手は無いかと思います。
お話的には、戦人がゲームマスターとなって縁寿の為の最後のゲーム盤を作り、彼女に見せるという展開です。
あの惨劇の日に起こった『真実』を、いよいよ知ることが出来るのか?という期待を胸にゲームに臨む縁寿の視点をベースに物語が進むのですが、縁寿やプレイヤーの予想とかなり違った導入部分からスタートするのでかなり驚かされました。
現実の世界と上位(メタ)世界など、プレイヤーにとっては既にお馴染みとなった概念が頻出する展開は、本作ならではと言えるかと。
『幼い縁寿があの日六軒島に滞在していたら?』というIFのゲーム盤で、戦人が縁寿に伝えたかったこととは何なのか、縁寿と一緒に悩みながら読み進めていくことになるので、臨場感、縁寿に対する感情移入度共に高まらざるを得ません。
基本的には選択肢無しで読み薦めるタイプの本シリーズですが、最後ということもあってか、今までになかった複数のギミックが存在しています。
平たく言うと、選択肢形式のクイズ大会、与えられたヒントから犯人を自分で突き止める推理シーン、とある重要な分岐選択の3つです。
読み物をただ読むだけではなく、ゲームを遊んでいる感が今までよりも強まった印象ですね。
クイズについては、協力者によるヒント機能が付いており、答えの判別はそこまで難しくありませんが、数ある問題を解き進めることで、その次の推理シーンに挑む際のとっかかりを得ることが出来そうな感じですね。
ヒント機能自体はペナルティ無しで利用出来るとのことなので、自力で解くも良し、文章を楽しむも良しかと。
推理シーンについては、いわゆる出題編の概略が述べられ、誰がいつ殺されて、どんな証言が出たのか?といったヒントを元に犯人を見つける展開です。
赤の真実、青の真実以外の新ルールも飛び出し、理詰めで犯人を導き出したい人なら特に楽しめる内容になっています。
ここでも少しずつ考察を進めていくためのヒントが用意されており、最後まで読めば正解にいたることは容易です。
描かれるのはひとつのケースであって、EP7までの犯人説については、一旦忘れても良いかと。
最後の分岐については、そろそろ来そうだな〜というのは判るようになっているので、セーブ推奨とだけ。
これだけで、勘の良い方には…ゴニョゴニョ。
個人的には、EP7で明かされなかった謎についてが全てまるっとお見通しになってスッキリ!という展開に期待していたので、ちょっと予想と違うな〜という部分が大きかったのですが、縁寿関係の掘り下げと、放置されていた諸々についての真実が明らかになった部分は良かったと思います。
犯人を明言して今までの推理部分をまとめて結論、という流れではなく、EP1〜7を踏まえて究極のハッピーエンド編が語られる、というひぐらし的な終わり方でも無かったので、評価は分かれそうな感じかなと。
もっとも、戦人と縁寿の絆については、これでもかというぐらい丁寧に描かれていましたし、縁寿の本来の目的と照らし合わせて考えれば、納得のいく結末を描けていたのではないかと。
ただ、やはりEP7で引っ張った分、その人物と戦人の関係をメインにした物語が読みたかったというのが本音ですね。
正解至上主義=最善では無いと思いますが、読み物としての説得力があえてぼかされたままになっている印象が。
wiki等を見て他の方の考察や情報を補完すると、大分考え方が整理されてくる感じなのですが、やはり公式でキッチリと語っていただきたいと思うのは欲張りでしょうか。
ファンタジーかミステリーかをはじめ、本作に対するプレイヤーの姿勢を劇中の黒山羊さんとオーバーラップさせながら読んでいたのですが、ファン数の多い作品に成長した本作だけに、最後までキッチリと味わい尽くしたいという方も多いのではないかと。
もちろん、おそらくはそのあたりも含め、スタッフさんサイドでも熟慮の上での選択だったのだろうと思いますが、EP8のコミカライズや、アニメ2期といったメディアミックス展開の可能性もありうるでしょうし、ここで終了というのは勿体無い気がしました。
予想より辛口な意見になってしまいましたが、ひぐらしの大成功というプレッシャーの中、ここまで本作を盛り上げて下さった竜騎士07先生をはじめとするスタッフの皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!
また「何か」のなく頃にシリーズで再会出来る日を楽しみにしております。
公式サイトへはこちらから
PS3「うみねこのなく頃に〜魔女と推理の輪舞曲〜」公式サイトへはこちらから
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パッケージイラストには、今まで登場した面々がズラリと顔をそろえていて豪華ですね。
基本的には本編が今回で完結ということで、楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか?
解決編エピソードである『散』シリーズの8話目が収録されている本作ですが、EP5〜7の部分も再収録されているのでお買い得感がありますね。
インストールにも結構な時間がかかる超ボリュームが胸熱w
アニメ版で、出題編であるEP4までの部分が放映されたことはご存知の方も多いと覆いますし、PS3版の「うみねこのなく頃に〜魔女と推理の輪舞曲〜」がアルケミストから発売された所でもありますね。
原作同人ゲーム版を未プレイだった方が、上記のどちらかで出題編の内容を把握した後、本作をプレイするという離れ技もアリかもしれませんw
推理が大きなウエイトを占める作品だけに、ぶっちゃけ何を書いてもネタバレになってしまうので、それが嫌だという方はプレイ後にお読みくださったほうが良いかと。
結論だけ先に言っておくと、キャラクター同士の推理合戦や魔法バトルは今までと同様に盛り上がりますし、読み物としての面白さは十分に堪能できるのでオススメ。
というか、EP7まで読んで8は読まないという手は無いかと思います。
お話的には、戦人がゲームマスターとなって縁寿の為の最後のゲーム盤を作り、彼女に見せるという展開です。
あの惨劇の日に起こった『真実』を、いよいよ知ることが出来るのか?という期待を胸にゲームに臨む縁寿の視点をベースに物語が進むのですが、縁寿やプレイヤーの予想とかなり違った導入部分からスタートするのでかなり驚かされました。
現実の世界と上位(メタ)世界など、プレイヤーにとっては既にお馴染みとなった概念が頻出する展開は、本作ならではと言えるかと。
『幼い縁寿があの日六軒島に滞在していたら?』というIFのゲーム盤で、戦人が縁寿に伝えたかったこととは何なのか、縁寿と一緒に悩みながら読み進めていくことになるので、臨場感、縁寿に対する感情移入度共に高まらざるを得ません。
基本的には選択肢無しで読み薦めるタイプの本シリーズですが、最後ということもあってか、今までになかった複数のギミックが存在しています。
平たく言うと、選択肢形式のクイズ大会、与えられたヒントから犯人を自分で突き止める推理シーン、とある重要な分岐選択の3つです。
読み物をただ読むだけではなく、ゲームを遊んでいる感が今までよりも強まった印象ですね。
クイズについては、協力者によるヒント機能が付いており、答えの判別はそこまで難しくありませんが、数ある問題を解き進めることで、その次の推理シーンに挑む際のとっかかりを得ることが出来そうな感じですね。
ヒント機能自体はペナルティ無しで利用出来るとのことなので、自力で解くも良し、文章を楽しむも良しかと。
推理シーンについては、いわゆる出題編の概略が述べられ、誰がいつ殺されて、どんな証言が出たのか?といったヒントを元に犯人を見つける展開です。
赤の真実、青の真実以外の新ルールも飛び出し、理詰めで犯人を導き出したい人なら特に楽しめる内容になっています。
ここでも少しずつ考察を進めていくためのヒントが用意されており、最後まで読めば正解にいたることは容易です。
描かれるのはひとつのケースであって、EP7までの犯人説については、一旦忘れても良いかと。
最後の分岐については、そろそろ来そうだな〜というのは判るようになっているので、セーブ推奨とだけ。
これだけで、勘の良い方には…ゴニョゴニョ。
個人的には、EP7で明かされなかった謎についてが全てまるっとお見通しになってスッキリ!という展開に期待していたので、ちょっと予想と違うな〜という部分が大きかったのですが、縁寿関係の掘り下げと、放置されていた諸々についての真実が明らかになった部分は良かったと思います。
犯人を明言して今までの推理部分をまとめて結論、という流れではなく、EP1〜7を踏まえて究極のハッピーエンド編が語られる、というひぐらし的な終わり方でも無かったので、評価は分かれそうな感じかなと。
もっとも、戦人と縁寿の絆については、これでもかというぐらい丁寧に描かれていましたし、縁寿の本来の目的と照らし合わせて考えれば、納得のいく結末を描けていたのではないかと。
ただ、やはりEP7で引っ張った分、その人物と戦人の関係をメインにした物語が読みたかったというのが本音ですね。
正解至上主義=最善では無いと思いますが、読み物としての説得力があえてぼかされたままになっている印象が。
wiki等を見て他の方の考察や情報を補完すると、大分考え方が整理されてくる感じなのですが、やはり公式でキッチリと語っていただきたいと思うのは欲張りでしょうか。
ファンタジーかミステリーかをはじめ、本作に対するプレイヤーの姿勢を劇中の黒山羊さんとオーバーラップさせながら読んでいたのですが、ファン数の多い作品に成長した本作だけに、最後までキッチリと味わい尽くしたいという方も多いのではないかと。
もちろん、おそらくはそのあたりも含め、スタッフさんサイドでも熟慮の上での選択だったのだろうと思いますが、EP8のコミカライズや、アニメ2期といったメディアミックス展開の可能性もありうるでしょうし、ここで終了というのは勿体無い気がしました。
予想より辛口な意見になってしまいましたが、ひぐらしの大成功というプレッシャーの中、ここまで本作を盛り上げて下さった竜騎士07先生をはじめとするスタッフの皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!
また「何か」のなく頃にシリーズで再会出来る日を楽しみにしております。
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