ＧＥϕグッドイーターの感想レビュー（ライトノベル）

ガガガ文庫のラノベ、『ＧＥϕグッドイーター』（新木 伸先生原作、あるや先生イラスト）が発売中です。

表紙は、主要メンバー勢揃い！な、GJ部を彷彿とさせるデザイン。
イラストレーターもあるや先生起用で、正に待望のコンビ再結成＆新シリーズという感じですね。

お話的には、元勇者のリーダー、元魔王の魔王さま、そのふたりを暗殺するつもりだったアサシンさんの3人と、一般人で料理担当の主人公・カインの4人が、ダンジョンで出会ったモンスターを倒して美味しく頂きながらまったり会話する、キャッチ・アンド・イートな日常系4コマコメディ展開です。

現代とファンタジー世界という違いはありますが、形式的にもキャラの立ち位置的にもGJ部と共通する部分が多く、あのノリが好きだった人なら絶対好きになる作品と言っても過言では無いかと。
4ページの文章＆2ページの挿絵＋寸劇という構成も同じですし、もうGJ部が読めないのかとしんみりしていたファンとしては、とても感慨深いものがありますね。
いや、本家GJ部の方も違う形で再始動することになったわけで、実質的な姉妹作品が増えて嬉しさも二倍といったところでしょうかｗ

某ゴッ○イーターを彷彿とさせるタイトル的にも、狩りが重要な要素になっているわけですが、最強クラスの元勇者と元魔王がパーティを組んでいる時点で戦闘力的にチートってレベルじゃねーぞ！状態なのが本作のポイント。
戦闘描写？なにそれ美味しいの？ぐらいの瞬殺で食材化するモンスターの皆さんには少し同情してしまいますが、血なまぐさいシーンは抜きでサクサク進行させつつ、賑やかな調理＆食事風景と共に登場人物たちの掘り下げが行われていくので、とてもテンポが良かったです。
戦って勝ったら、食って良し（物理的な意味で）という弱肉強食の掟を自らに課しつつ、強い＝ウマいモンスターを求めて日夜ダンジョンを渡り歩く一行の、自由気ままでヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ(´∀｀*)ｳﾌﾌな日常を、今後もまったり楽しんでいきたいですね。

ラブコメ的には、事実上餌付けされていることもあって、この時点で3人共かなり好感度が高い状態みたいですし、いわゆるハーレムものとして楽しむのもアリかと。
ダンジョンには入らないものの、酒場の看板娘であるエルマリアは3人娘と同じメインヒロイン格として今後も活躍してくれそうですし、お約束の妹キャラの気配もあるのでテンション上がって(ﾟ∀ﾟ)ｷﾀｺﾚ!!
むしろ、モンスターより魅力的なヒロインたちを美味しく頂きたいでござる（性的な意味で）(;ﾟ∀ﾟ)=3ﾑｯﾊｰ

それはともかく、食事シーンがたくさん出てくるのがめっちゃ美味しそうで、読んでる側からお腹が減ってくるので未読の方はご注意を。
特に、ドラゴンステーキといった肉料理系には思わずヨダレが出ること間違いなしｗ
ゆくゆくは、エピソードのストックを貯めて、GJ部と同じスタッフさんでアニメ化されると良いなぁ♪

気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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