電撃文庫のラノベ、『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVI』(宇野朴人先生原作、竜徹先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ヤトリとトルウェイのふたり。
イグセムとレミオンの次代を担うふたりですが、現在の敵対関係を解消して再び笑い合う事が出来るのか、今がここ一番の時ですね。
今巻からイラストレーターさんが変更ということで、かなり雰囲気が変わったというか、どちらかと言うとアニメ向きなデザインになった印象ですね。
コミック版も発売になりましたし、順調にメディアミックスが進んでいくとイイなぁ(*´∀`*)ポワワ
お話的には、レミオン派のクーデターで真っ二つに割れた帝国軍ですが、諸々の事情が重なって長期戦の構えを見せ始めることに。
キオカから攻め入られる前に内紛を終わらせるべく、旭日連隊を率いて介入するイクタは、三つ巴の状況を上手く利用して犠牲者を減らす事が出来るのか?そして騎士団を抜けたヤトリを取り戻すことは出来るのか?という展開です。
あのイクタが本気になっている時点でどれだけヤトリの事を大切にしているのか判ろうというものですが、イグセムの使命と責任を自分に課しているヤトリだからこそ、中途半端な呼びかけに応えてくれるはずもないジレンマ。
イグセム派とレミオン派だけの問題であれば、案外早々に事態を収拾出来た可能性もあったと思いますが、そこに宰相が介入してきたせいで事態が全く予測の付かない状況になってしまうという展開がいい意味でいやらしかったですね。
ぶっちゃけ、そこまで凄い人物という印象ではなかった宰相のトリスナイですが、帝国のお家事情を掘り下げつつ、ここ一番でやってくれたなぁ!的な出し抜きで状況を引っ掻き回すトリックスター的な働きを見せてくれたので面白かったです。
特に、イクタの父親ともかなり因縁浅からぬ仲だったようで、今後も想像以上に色々と妨害してきて来そうな雰囲気?
バトル的には、イクタの用兵云々というよりも、トルウェイが自分の殻を破れるかどうかを、超難敵である老将ヨルンザフとの戦いを通じて描くドラマ部分に力が入っていたのが好印象でした。
新キャラなのでイラストも違和感なくしっくり来ましたし、イグセムの生き様を体現したかのような超好戦的性格にワクワクさせられっぱなしでしたね。
展開的に、ここで武力も含めたヤトリパパとの直接対決をしてしまうには少し早い段階かなと思っていたのですが、実力的にも立ち位置的にも丁度いい乗り越えるべき壁の役どころを担ってくれたので良かったです。
やれば出来る子のトルウェイが、父親や兄達との関係に葛藤を抱えながらも答えを見出し一皮むける晴れの舞台を最高潮に盛り上げてくれた功績は大きかったかと。
その後に続くヤトリの戦いと対になっているのも心憎かったですし、ここまで両陣営によって脈々と紡がれてきた来た時代の重みと、その次代を担う若者たちの成長の両方が掘り下げられていて、とても読み応えがありました( ´∀`)bグッ!
事態の落とし所は見えつつありますし、あまり時間を賭けてもキオカが進行してくるので油断できませんが、ひとまず、ヤトリが後戻りできなくなってしまうような状況だけは回避して頂きたいところ。
今回の戦いを経て成長したトルウェイなら、ヤトリの行動に変に気後れすること無く受け止めることができるでしょうし、騎士団メンバーが勢揃いしてはじめて、後顧の憂い無くキオカとの激戦に臨むことが出来るというもの。
ハロ関係の伏線がどう転ぶかまだ判りませんが、出来れば今後も最終巻まで誰一人欠けること無く戦い続けていって欲しいですね。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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表紙は、ヤトリとトルウェイのふたり。
イグセムとレミオンの次代を担うふたりですが、現在の敵対関係を解消して再び笑い合う事が出来るのか、今がここ一番の時ですね。
今巻からイラストレーターさんが変更ということで、かなり雰囲気が変わったというか、どちらかと言うとアニメ向きなデザインになった印象ですね。
コミック版も発売になりましたし、順調にメディアミックスが進んでいくとイイなぁ(*´∀`*)ポワワ
お話的には、レミオン派のクーデターで真っ二つに割れた帝国軍ですが、諸々の事情が重なって長期戦の構えを見せ始めることに。
キオカから攻め入られる前に内紛を終わらせるべく、旭日連隊を率いて介入するイクタは、三つ巴の状況を上手く利用して犠牲者を減らす事が出来るのか?そして騎士団を抜けたヤトリを取り戻すことは出来るのか?という展開です。
あのイクタが本気になっている時点でどれだけヤトリの事を大切にしているのか判ろうというものですが、イグセムの使命と責任を自分に課しているヤトリだからこそ、中途半端な呼びかけに応えてくれるはずもないジレンマ。
イグセム派とレミオン派だけの問題であれば、案外早々に事態を収拾出来た可能性もあったと思いますが、そこに宰相が介入してきたせいで事態が全く予測の付かない状況になってしまうという展開がいい意味でいやらしかったですね。
ぶっちゃけ、そこまで凄い人物という印象ではなかった宰相のトリスナイですが、帝国のお家事情を掘り下げつつ、ここ一番でやってくれたなぁ!的な出し抜きで状況を引っ掻き回すトリックスター的な働きを見せてくれたので面白かったです。
特に、イクタの父親ともかなり因縁浅からぬ仲だったようで、今後も想像以上に色々と妨害してきて来そうな雰囲気?
バトル的には、イクタの用兵云々というよりも、トルウェイが自分の殻を破れるかどうかを、超難敵である老将ヨルンザフとの戦いを通じて描くドラマ部分に力が入っていたのが好印象でした。
新キャラなのでイラストも違和感なくしっくり来ましたし、イグセムの生き様を体現したかのような超好戦的性格にワクワクさせられっぱなしでしたね。
展開的に、ここで武力も含めたヤトリパパとの直接対決をしてしまうには少し早い段階かなと思っていたのですが、実力的にも立ち位置的にも丁度いい乗り越えるべき壁の役どころを担ってくれたので良かったです。
やれば出来る子のトルウェイが、父親や兄達との関係に葛藤を抱えながらも答えを見出し一皮むける晴れの舞台を最高潮に盛り上げてくれた功績は大きかったかと。
その後に続くヤトリの戦いと対になっているのも心憎かったですし、ここまで両陣営によって脈々と紡がれてきた来た時代の重みと、その次代を担う若者たちの成長の両方が掘り下げられていて、とても読み応えがありました( ´∀`)bグッ!
事態の落とし所は見えつつありますし、あまり時間を賭けてもキオカが進行してくるので油断できませんが、ひとまず、ヤトリが後戻りできなくなってしまうような状況だけは回避して頂きたいところ。
今回の戦いを経て成長したトルウェイなら、ヤトリの行動に変に気後れすること無く受け止めることができるでしょうし、騎士団メンバーが勢揃いしてはじめて、後顧の憂い無くキオカとの激戦に臨むことが出来るというもの。
ハロ関係の伏線がどう転ぶかまだ判りませんが、出来れば今後も最終巻まで誰一人欠けること無く戦い続けていって欲しいですね。
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