ガガガ文庫のラノベ、『とある飛空士への誓約 6』(犬村小六先生原作、森沢晴行先生イラスト)が発売中です。
表紙は、鬼気迫る面持ちの清顕とイリア。
いずれ戦場で相まみえることが運命付けられていたふたりですが、いよいよその日が訪れたかと思うと感慨深いものがありますね。
お話的には、それぞれの国に分かれてからも、更に操縦技術を研ぎ澄ませていく清顕とイリア。
最新鋭戦闘機に乗り換え、両軍のエースとしてふたりが目されるようになる中、秋津連邦首都・箕郷へとヴォルテック航空隊も参加する大規模な爆撃作戦が開始されて…という、一騎打ち&第二部完結展開です。
戦場で敵味方として相対するだけでなく、きっちり&一気に一騎打ちの決着をつけるところまで描かれたのでテンション上がりました。
ふたりの死亡フラグっぽいイベントがちらほら描かれたり、実際に名前付きキャラに死亡者が出たりと、悲劇の予感がそこかしこにあふれていて((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルさせられること必至かと。
想像以上に劣勢だった秋津連邦の、戦時中の日本を彷彿とさせるような陰惨な戦禍の描写も生々しく、個人の意志が戦争という大きな流れに呑み込まれる様子をまざまざと見せつけられてしまった分、翻弄されるままの清顕に思わず同情してしまいました。
すぐ側にヴォルテック航空隊の仲間がいてくれるイリアと違って、新たな隊に配属されてプチぼっち状態の清顕の方が悩む時間が長くなってしまうのは仕方のないところですが、そんな彼の心の動きが丁寧に描写され、どういう経緯を経て決戦に臨むことになったのかは本作の大きな見どころかと。
ぶっちゃけ、直接対決自体は今までの流れや口絵からもほぼ確定的だったわけですが、硝煙や仲間の血に塗れてどんどんドス黒くなりがちだった心が、守るべき人たちの苦悩を知り、死にゆく人から想いを託され、自分の責任と為すべき事を見出して真のエースへと開花→かつての約束を胸に、至高の戦場へと導かれていく様子はとてもヒロイックで、歴代の飛空士シリーズの主人公たちに勝るとも劣らない境地へとたどり着いた感がありましたね。
ふたりの決着については色々と予想しながら読んでいたのですが、これに勝る結末は無いだろう!(;゚∀゚)=3ムッハーという素晴らしいものを見せていただいたので大満足でした。
“天空の騎士VS空のサムライ”というシチュエーション自体もさることながら、お互いのを感じ合いながら戦場の空で一つに溶け合っていくふたりの意思のやりとりは、戦闘というより寧ろ愛の告白めいたものに感じられて、早く結末が知りたいのと同時にいつまでもこれを見ていたいという気にもさせられて心地よかったです。
ラストは色々次巻までヤキモキさせながら引っ張るのかな?とも思ったのですが、きっちり全部見せた上でああ、そういう展開に繋がってくるわけね!と納得できるまとめ方に仕上げられていて心憎いw
中盤のニナのイベントもあって、歴史が大きく動いている事が感じられましたが、そこに新たな勢力の思惑が加わってくるのかと思うと鳥肌が立ちますね。
早くカルと海猫さん来ないかなぁщ(゚д゚щ)カモーン
しかし、清顕とイリアの間には余人が入る隙間がないというか、ラブコメというより完全にラブストーリーという趣になっていた気がしますが、ここからミオがどう絡んでくるのかは気になりますね。
案外、ライナと良い感じになったりという可能性も捨てがたいですし、早いとこゼノンの魔手からは逃して上げたいところですが。
逆に、バルタザールはなんだかんだ言いつつもかぐらと普通にくっついてくれそうに思える不思議w
第3部からは飛空士シリーズ全体の物語のまとめに入ってくるでしょうし、主要人物も国家毎に揃い踏みしてきて盛り上がりそうで楽しみ♪
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
ガガガ文庫公式サイトへはこちらから
映画『とある飛空士への追憶』オフィシャルサイトへはこちらから
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表紙は、鬼気迫る面持ちの清顕とイリア。
いずれ戦場で相まみえることが運命付けられていたふたりですが、いよいよその日が訪れたかと思うと感慨深いものがありますね。
お話的には、それぞれの国に分かれてからも、更に操縦技術を研ぎ澄ませていく清顕とイリア。
最新鋭戦闘機に乗り換え、両軍のエースとしてふたりが目されるようになる中、秋津連邦首都・箕郷へとヴォルテック航空隊も参加する大規模な爆撃作戦が開始されて…という、一騎打ち&第二部完結展開です。
戦場で敵味方として相対するだけでなく、きっちり&一気に一騎打ちの決着をつけるところまで描かれたのでテンション上がりました。
ふたりの死亡フラグっぽいイベントがちらほら描かれたり、実際に名前付きキャラに死亡者が出たりと、悲劇の予感がそこかしこにあふれていて((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルさせられること必至かと。
想像以上に劣勢だった秋津連邦の、戦時中の日本を彷彿とさせるような陰惨な戦禍の描写も生々しく、個人の意志が戦争という大きな流れに呑み込まれる様子をまざまざと見せつけられてしまった分、翻弄されるままの清顕に思わず同情してしまいました。
すぐ側にヴォルテック航空隊の仲間がいてくれるイリアと違って、新たな隊に配属されてプチぼっち状態の清顕の方が悩む時間が長くなってしまうのは仕方のないところですが、そんな彼の心の動きが丁寧に描写され、どういう経緯を経て決戦に臨むことになったのかは本作の大きな見どころかと。
ぶっちゃけ、直接対決自体は今までの流れや口絵からもほぼ確定的だったわけですが、硝煙や仲間の血に塗れてどんどんドス黒くなりがちだった心が、守るべき人たちの苦悩を知り、死にゆく人から想いを託され、自分の責任と為すべき事を見出して真のエースへと開花→かつての約束を胸に、至高の戦場へと導かれていく様子はとてもヒロイックで、歴代の飛空士シリーズの主人公たちに勝るとも劣らない境地へとたどり着いた感がありましたね。
ふたりの決着については色々と予想しながら読んでいたのですが、これに勝る結末は無いだろう!(;゚∀゚)=3ムッハーという素晴らしいものを見せていただいたので大満足でした。
“天空の騎士VS空のサムライ”というシチュエーション自体もさることながら、お互いのを感じ合いながら戦場の空で一つに溶け合っていくふたりの意思のやりとりは、戦闘というより寧ろ愛の告白めいたものに感じられて、早く結末が知りたいのと同時にいつまでもこれを見ていたいという気にもさせられて心地よかったです。
ラストは色々次巻までヤキモキさせながら引っ張るのかな?とも思ったのですが、きっちり全部見せた上でああ、そういう展開に繋がってくるわけね!と納得できるまとめ方に仕上げられていて心憎いw
中盤のニナのイベントもあって、歴史が大きく動いている事が感じられましたが、そこに新たな勢力の思惑が加わってくるのかと思うと鳥肌が立ちますね。
早くカルと海猫さん来ないかなぁщ(゚д゚щ)カモーン
しかし、清顕とイリアの間には余人が入る隙間がないというか、ラブコメというより完全にラブストーリーという趣になっていた気がしますが、ここからミオがどう絡んでくるのかは気になりますね。
案外、ライナと良い感じになったりという可能性も捨てがたいですし、早いとこゼノンの魔手からは逃して上げたいところですが。
逆に、バルタザールはなんだかんだ言いつつもかぐらと普通にくっついてくれそうに思える不思議w
第3部からは飛空士シリーズ全体の物語のまとめに入ってくるでしょうし、主要人物も国家毎に揃い踏みしてきて盛り上がりそうで楽しみ♪
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
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