このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『なぜ異世界ダンジョンでスマホがつながるのか 竜胆遥人の迷宮攻略』(逢上央士先生原作、魔太郎先生イラスト)が発売中です。
表紙は、遥人とリアの主役コンビ。
スマホとファンタジー世界の組み合わせが斬新な本シリーズですが、可愛い女の子とお近付きになれるなら異世界でもダンジョンでも大歓迎でござるなぁw
お話的には、他人と距離を取りたがる性格の主人公・遥人が、突如ダンジョン探索型ゲームの世界に迷い込んでしまうことに!
スマホを使って魔法を発動させ、モンスターと戦ったり、異世界の女の子・リアと知り合ったりと、戸惑いながら攻略を進める遥人達でしたが、このゲームには大きな秘密が隠されていて…というダンジョン攻略×ボーイ・ミーツ・ガール展開です。
QRコードを使った謎解きが用意されていたり、掲示板を使って情報をやりとりしたりと、劇中でスマホがしっかり活用されているのが目新しくて面白かったです。
ゲームで言えばメガテンシリーズの主人公が使うハンドヘルドコンピューター辺りを思い出して(・∀・)ニヤニヤしてしまいますが、お手軽便利で万能感のあるスマホを冒険のお供に、普通のゲームの延長上的な感覚でダンジョン探索におもむく高校生たち、という構図に思わずワクワクしてしまいますね。
拡張現実を利用したARゲームが更に進化したようなダンジョンの中、パズルゲームを解くような感覚で駒を進める楽しさは、新しい発見に満ち溢れた好ましい感覚だったわけですが、それがとあるルールの追加によって一気に絶望へと変わってしまう罠。
この手の作品ではもはや王道とも言えるルールなので目新しさは無いですが、物語に緊張感を与えるためにはとても有効だったと思いますし、命懸けの状況だからこそ、友情や愛情がより一層輝かしいものとして感じられて良かったかと。
ダンジョンが存在しているのが単なる異世界ではなくて、設定的にもシナリオ的にも一捻りあったのは良い意味で予想外でした。
このやりとりはどうも伏線っぽいな〜、という箇所がわかりやすかったので、ある程度展開を読めた気になりながらページを捲っていたのですが、ああ、あの伏線ってそういうことだったの!?と、ネタばらしの段階でようやく気付かされたりと、新鮮な驚きがあって良かったです。
黒幕が求めていたものと、それに対する遥人の答えが明確に示されたので物語のオチ的にとてもスッキリしましたし、ゲーム=クリアすればいいモノというそもそもの大前提に翻弄された遥人達が、そんな常識をぶち壊して起死回生を狙うクライマックスシーンにはカタルシス感があってテンション上がりました。
黒幕の理想が実現した世界&そこからの叛逆展開!というのもそれはそれで見てみたい気がしましたが、1冊でまとめるなら今回の締め方が妥当だっただろうなと。
また、中盤のイベントから、時間の経過が状況説明のみでガッツリ端折られてしまった部分があったのはも、あまりやり過ぎると完全に鬱展開になってしまうので敢えてカットしたのだと思いますが、それを乗り越えたからこその“成長”なだけに、もう少し詳しく見たかったです。
ラブコメとしては、メインヒロインのリア単体の掘り下げは万全ですし、最後も美味しいところを持っていくので、まさにリア充爆発しろ!で良かったと思います。
ただ、最初から最後までリアが一人勝ちというか、他の女子ふたりもそこそこ遥人と良い雰囲気になっているけどリアに遠慮して異性としてちょっかいをかけようというよりむしろ見守りに行ってます状態なのが個人的には勿体無かったかと。
この辺りは、2巻の大幅なテコ入れに期待ですね。
解決すべき問題は解決しましたし、次にダンジョンに挑むのはまた違った理由に駆られてのことになりそうなので、そこをどう見せて頂けるのかに期待したいと思います。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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表紙は、遥人とリアの主役コンビ。
スマホとファンタジー世界の組み合わせが斬新な本シリーズですが、可愛い女の子とお近付きになれるなら異世界でもダンジョンでも大歓迎でござるなぁw
お話的には、他人と距離を取りたがる性格の主人公・遥人が、突如ダンジョン探索型ゲームの世界に迷い込んでしまうことに!
スマホを使って魔法を発動させ、モンスターと戦ったり、異世界の女の子・リアと知り合ったりと、戸惑いながら攻略を進める遥人達でしたが、このゲームには大きな秘密が隠されていて…というダンジョン攻略×ボーイ・ミーツ・ガール展開です。
QRコードを使った謎解きが用意されていたり、掲示板を使って情報をやりとりしたりと、劇中でスマホがしっかり活用されているのが目新しくて面白かったです。
ゲームで言えばメガテンシリーズの主人公が使うハンドヘルドコンピューター辺りを思い出して(・∀・)ニヤニヤしてしまいますが、お手軽便利で万能感のあるスマホを冒険のお供に、普通のゲームの延長上的な感覚でダンジョン探索におもむく高校生たち、という構図に思わずワクワクしてしまいますね。
拡張現実を利用したARゲームが更に進化したようなダンジョンの中、パズルゲームを解くような感覚で駒を進める楽しさは、新しい発見に満ち溢れた好ましい感覚だったわけですが、それがとあるルールの追加によって一気に絶望へと変わってしまう罠。
この手の作品ではもはや王道とも言えるルールなので目新しさは無いですが、物語に緊張感を与えるためにはとても有効だったと思いますし、命懸けの状況だからこそ、友情や愛情がより一層輝かしいものとして感じられて良かったかと。
ダンジョンが存在しているのが単なる異世界ではなくて、設定的にもシナリオ的にも一捻りあったのは良い意味で予想外でした。
このやりとりはどうも伏線っぽいな〜、という箇所がわかりやすかったので、ある程度展開を読めた気になりながらページを捲っていたのですが、ああ、あの伏線ってそういうことだったの!?と、ネタばらしの段階でようやく気付かされたりと、新鮮な驚きがあって良かったです。
黒幕が求めていたものと、それに対する遥人の答えが明確に示されたので物語のオチ的にとてもスッキリしましたし、ゲーム=クリアすればいいモノというそもそもの大前提に翻弄された遥人達が、そんな常識をぶち壊して起死回生を狙うクライマックスシーンにはカタルシス感があってテンション上がりました。
黒幕の理想が実現した世界&そこからの叛逆展開!というのもそれはそれで見てみたい気がしましたが、1冊でまとめるなら今回の締め方が妥当だっただろうなと。
また、中盤のイベントから、時間の経過が状況説明のみでガッツリ端折られてしまった部分があったのはも、あまりやり過ぎると完全に鬱展開になってしまうので敢えてカットしたのだと思いますが、それを乗り越えたからこその“成長”なだけに、もう少し詳しく見たかったです。
ラブコメとしては、メインヒロインのリア単体の掘り下げは万全ですし、最後も美味しいところを持っていくので、まさにリア充爆発しろ!で良かったと思います。
ただ、最初から最後までリアが一人勝ちというか、他の女子ふたりもそこそこ遥人と良い雰囲気になっているけどリアに遠慮して異性としてちょっかいをかけようというよりむしろ見守りに行ってます状態なのが個人的には勿体無かったかと。
この辺りは、2巻の大幅なテコ入れに期待ですね。
解決すべき問題は解決しましたし、次にダンジョンに挑むのはまた違った理由に駆られてのことになりそうなので、そこをどう見せて頂けるのかに期待したいと思います。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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