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Channel: gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)
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終末領域のネメシス2巻の感想レビュー(ライトノベル)

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このライトノベルがすごい!文庫のラノベ、『終末領域のネメシス2』(吉野 匠先生原作、木村樹崇先生イラスト)が発売中です。
表紙は、新ヒロインのレティシアと、敵側のクインビーであるスノーホワイト。
いかにも女王様といった見た目のスノーホワイトですが、ある意味、今巻の真のヒロインと言っても良いぐらいの活躍ぶりなので要注目かと。

お話的には、前回の戦いをなんとか切り抜けたのもつかの間、お隣の第14朝日ヶ丘学園がネメシスに襲われ放棄されることに。
生き残りの生徒達が第13朝日ヶ丘学園に編入される事になり、彼らのクラス分け試験が行われる中、突出したLL数値を持つ青髪青目の少女・レティシアと知り合った冬輝は、ひょんなことから彼女との同棲生活を始めることになって…といった新ヒロイン追加展開です。

1巻で由佳がああいうことになってしまった分、ラブコメ的には玲奈1強の時代がやってくるかと思っていましたが、そうは問屋が卸さなかったのぜ!とばかりに、なにやら秘密ありげなレティシアが登場&ほとんど一目惚れに近いレベルの急速接近で(・∀・)ニヤニヤでしたね。
かなり変則的ではあるものの強力な能力を持つ彼女の加入で、今後のチーム戦も安心かな?と思わせた矢先に敵の猛攻が!となる流れも熱く、存在が知らされていた冬輝の家族も登場して大ピンチ!→超強力な戦士である冬輝も全力で挑まなければならない状況を上手く演出できていて良かったと思います。
ラブコメ的にも、玲奈が早速嫉妬でツンケンしてしまったりとお約束を見せてくれますし、何気に好感度上がり続け状態の澪が虎視眈々と正妻の座を狙っている辺りも和みますね。

ただ、そんな三角・四角関係のヾ(*´∀`*)ノキャッキャ(´∀`*)ウフフを見る暇もなく、超絶能力を誇るスノーホワイトが色々な意味で美味しいところを全部持っていく罠。
ぶっちゃけ、後半は冬輝と彼女のふたり舞台に近いドラマチック展開で見逃せないかと。
OVAか劇場版かよ!ぐらいに物語の方向性が変わるので焦りましたが、切なさやシリアスなラブストーリーという意味では1巻のクライマックスを超えるぐらいに感動させられたので良かったです。
今巻は前半できっちり日常パートを描いて、ラブコメらしいラブコメ風の仕上がりに持っていくのかなと思っていたのですが、個人的な好みで言えば、後半のシチュエーションのほうをオススメしたいところですね。

なので、スノーホワイトに関する物語としては120%な出来栄えだったと思うのですが、彼女があまりにも輝きすぎた分、玲奈とレティシアの存在感が希薄になってしまったのは否めないかと。
折角レティシアが加入してくれたので、まずは冬輝と彼女のペアでネメシスを倒していくところをもっと見たかった気はしますね。
ただ、鷹野さんの掘り下げと、歴戦の司令官らしい判断能力が揺るぎなく描かれたことは、今後の物語を引き締めていく意味でも価値があったと思いますし、冬輝が強い意志で今回の行動を起こしたことも、主人公としてのカッコよさを改めて感じさせてくれたので良かったと思います。

しかし、想像以上に人類危うし!で驚かされたというのが正直な所かと。
ネメシスの勢力圏が広がっていく一方、クイーンにはクイーンの思惑があり、何故か冬輝の存在もそこに関わっているっぽく描かれていたのが気になりますね。
流石に冬輝もなんらかのペナルティーを受けさせられそうな予感ですが、もう一度仲間と打ち解けられるのか、孤独な戦士として違う道を歩み始めるのか楽しみです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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