講談社ラノベ文庫のラノベ、『最果ての東 1st end 鼓動も止まる弾丸のスピードで』(十文字青先生原作、THORES柴本先生イラスト)が発売中です。
表紙は、金髪碧眼の見た目も麗しい主人公のリアン。
拳銃を構えた姿が、新人ながらもなかなか様になっていますね。
設定を読むまで、てっきり美少女だと思っていたのは秘密w
お話的には、奇病によって"吸血種"(ヴァンパイア)と呼ばれる存在がはびこる世界で、念願叶って吸血種と戦う使徒先遣隊の一員として初赴任してきたリアンが、過酷な現場と厳しい現実に打ちのめされながらも成長していくシリアスな展開です。
硝煙と権謀術数の渦巻くハードな世界が、THORES先生の魔的で素敵なイラストによってスタイリッシュに描かれているのも本作の大きなウリですが、今回は十文字先生側からのアプローチ→快諾後はそれを想定しつつの執筆というスタイルとのことだけあって、これ以上ないくらい雰囲気がハマっているのが良いですね。
人間と吸血種が共存するという初めての環境に改めて2つの種族の差異を実感して戸惑いながらも、個性豊かな先輩達に支えられ、初仕事をこなしていくリアンは正に「新入社員1年目」という雰囲気。
予想と違う地味な役回りを与えられたことにもめげず、持ち前の素直さと天然っぽさで周囲の人達と打ち解けながら、少しずつ信頼を勝ち取っていく姿には思わずほっこりさせられました。
もっとガチガチの銃撃バトルがメインの作品なのかと思っていたので予想外でしたが、周りが吸血種だらけという苦境もなんのその、退廃的な都市で強かに、あるいは享楽的に生き抜く人々の生活が等身大で描かれ、独特の世界観がリアルに感じられて良かったです。
もちろん、クライマックスではたっぷりとタメた分、ガッツリとバトルシーンが描かれるので無問題♪
シリーズ1巻ということもあって、一癖も二癖もある隊員達との出会い&人となりの紹介がメインになっているのが印象的でした。
ラブコメ寄せではないので過度な萌え要素は無いものの、言葉遣いや反応の中にしっかりと女性らしさを感じさせてくれるヒロインズ(年上お姉さまを含むw)が魅力的でテンション上がりますのう(;゚∀゚)=3ムッハー
綺麗どころのヒロインズはもちろん、豪快オヤジに腹黒イケメン、中二病の混じった知的青年と女性ウケの良さそうなタイプの男性陣も完備で隙がない布陣だったかと。
まだまだ戦闘スタイルについては断片的にしか描かれていないキャラもいますが、このキャラならこういう事を言いそうだなぁというイメージは既に十分形作られた気がしますね。
だからこそ、ラストのイベントがとてもほろ苦く、感動出来たと思うので良かったです。
新しい環境や生活に慣れて良い感じかも?と自分自身が手応えを感じてきた所でバッキバキに心を折りに来るあたりは((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルでしたが、絶望のドン底のような状況の中でも一筋の希望が残されていたりするバランスの取り方が絶妙でした。
まさかのタイミングであっさりと人が死ぬ、といったイベントが起こるのも、日常と非日常が同居する世界観と符合しているような気がしましたし、だからこそ、常に油断なくお互いを支え合える仲間との信頼関係がより切実に、重要なものだと感じられました。
また、リアン自身にもなにやら重要な秘密が隠されていそうなことがほのめかされていましたし、人類再生教団の組織自体にも、まだまだ隠された設定が多数仕込まれていそうで楽しみ。
裏切りや欺瞞といった言葉にゾクゾク来る!という方にもオススメ♪
気になった方は、是非チェックなさってみて下さいませ。
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表紙は、金髪碧眼の見た目も麗しい主人公のリアン。
拳銃を構えた姿が、新人ながらもなかなか様になっていますね。
設定を読むまで、てっきり美少女だと思っていたのは秘密w
お話的には、奇病によって"吸血種"(ヴァンパイア)と呼ばれる存在がはびこる世界で、念願叶って吸血種と戦う使徒先遣隊の一員として初赴任してきたリアンが、過酷な現場と厳しい現実に打ちのめされながらも成長していくシリアスな展開です。
硝煙と権謀術数の渦巻くハードな世界が、THORES先生の魔的で素敵なイラストによってスタイリッシュに描かれているのも本作の大きなウリですが、今回は十文字先生側からのアプローチ→快諾後はそれを想定しつつの執筆というスタイルとのことだけあって、これ以上ないくらい雰囲気がハマっているのが良いですね。
人間と吸血種が共存するという初めての環境に改めて2つの種族の差異を実感して戸惑いながらも、個性豊かな先輩達に支えられ、初仕事をこなしていくリアンは正に「新入社員1年目」という雰囲気。
予想と違う地味な役回りを与えられたことにもめげず、持ち前の素直さと天然っぽさで周囲の人達と打ち解けながら、少しずつ信頼を勝ち取っていく姿には思わずほっこりさせられました。
もっとガチガチの銃撃バトルがメインの作品なのかと思っていたので予想外でしたが、周りが吸血種だらけという苦境もなんのその、退廃的な都市で強かに、あるいは享楽的に生き抜く人々の生活が等身大で描かれ、独特の世界観がリアルに感じられて良かったです。
もちろん、クライマックスではたっぷりとタメた分、ガッツリとバトルシーンが描かれるので無問題♪
シリーズ1巻ということもあって、一癖も二癖もある隊員達との出会い&人となりの紹介がメインになっているのが印象的でした。
ラブコメ寄せではないので過度な萌え要素は無いものの、言葉遣いや反応の中にしっかりと女性らしさを感じさせてくれるヒロインズ(年上お姉さまを含むw)が魅力的でテンション上がりますのう(;゚∀゚)=3ムッハー
綺麗どころのヒロインズはもちろん、豪快オヤジに腹黒イケメン、中二病の混じった知的青年と女性ウケの良さそうなタイプの男性陣も完備で隙がない布陣だったかと。
まだまだ戦闘スタイルについては断片的にしか描かれていないキャラもいますが、このキャラならこういう事を言いそうだなぁというイメージは既に十分形作られた気がしますね。
だからこそ、ラストのイベントがとてもほろ苦く、感動出来たと思うので良かったです。
新しい環境や生活に慣れて良い感じかも?と自分自身が手応えを感じてきた所でバッキバキに心を折りに来るあたりは((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルでしたが、絶望のドン底のような状況の中でも一筋の希望が残されていたりするバランスの取り方が絶妙でした。
まさかのタイミングであっさりと人が死ぬ、といったイベントが起こるのも、日常と非日常が同居する世界観と符合しているような気がしましたし、だからこそ、常に油断なくお互いを支え合える仲間との信頼関係がより切実に、重要なものだと感じられました。
また、リアン自身にもなにやら重要な秘密が隠されていそうなことがほのめかされていましたし、人類再生教団の組織自体にも、まだまだ隠された設定が多数仕込まれていそうで楽しみ。
裏切りや欺瞞といった言葉にゾクゾク来る!という方にもオススメ♪
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