ファミ通文庫のラノベ、『大図書館の羊飼い 1』(著:田尾典丈先生 モノクロ挿絵:あおなまさお先生 カバー・口絵イラスト:べっかんこう先生)が発売中です。
オーガストの人気美少女ゲームの本編ノベライズ版を、『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』の田尾先生が手がけるということで話題ですね。
今年最初の話題作、という美少女ゲームファンの呼び声も高い本作ですが、なかなかゲームをプレイする時間が取れない!という方や、ゲーム版を買うかどうか悩んでいるけど、どんなお話か気になる!という方には特にオススメかと。
むしろ、気に入ったらそのまま原作ゲームを買いに行く、という流れもありでしょうねw
お話的には、読書好きで5万人が在籍するマンモス学校唯一の図書部員である主人公・京太郎が、ひょんなことから謎の“羊飼い”を名乗る存在からメールを受け取ることに。
はじめは不審に思うだけだった京太郎ですが、やがてメールの予言をなぞらえるかの様に白崎つぐみという少女と知り合うことになって…というボーイ・ミーツ・ガール展開です。
物語の導入部分である今巻ですが、つぐみをはじめとしたメインキャラクターの人となりがわかりやすく描かれ、とてもスムーズに作品内世界へと入り込めるように配慮されているので良かったです。
基本的に、元々王道の純愛系美少女学園ものなので、美少女ゲームファンにはとっつきやすいと思いますが、ともすれば冗長になりがちな日常パートを過不足なくまとめて、それぞれのキャラらしさや思考&行動パターンが把握しやすいようになっているのが嬉しいですね。
京太郎の持つ特殊能力のほか、ヒロインズが持つ得意スキル等の説明も劇中で簡潔にまとめられており、テンポ良くサクサクと読む進められると思います。
京太郎本人はそこまで恋愛したい!系のキャラではないですが、年の割には理知的で優しい雰囲気なのでヒロインからの受けもよく、特につぐみはかなり好感度が高い状態でのスタートになっているのでニヤニヤでした。
この風、この肌触りこそ、美少女ゲーよ!なオーラがあるので、活字と画面の違いこそあれ、実際にゲームをプレイしているのに近い感覚で、遜色なく楽しめると思います。
つぐみが学校の人達の為に行動することを思い立った理由や、実際の活動内容についても順序良く描かれているわけですが、それに対して京太郎が何を感じ、思ったのか?という部分も合わせて描かれているので、説得力が高かったです。
また、お約束的にはある程度結果が絞られているとはいえ、最終的に京太郎が図書部の活動を続けるのか、それとも抜けてしまうのかと、ハラハラしながら読む進めることが出来たので良かったです。
やはり、ここで説明不足や違和感があると、最後まで感情移入しにくいままになってしまうところでしょうから、多様なイベントを盛り込みつつも、本筋をブラさずにまとめて下さったのは好判断だったと思います。
これぞ、本編ノベライズ!という、ある種の安心感がありましたねw
書籍としては全年齢版なので、エロ要素は控えめですが、雨で上着が濡れてスケスケのシチュエーションや、思わぬタイミングで体が密着してドキドキ、みんな大好きお風呂シーンといったお約束も押さえられているので(・∀・)ニヤニヤ
あおな先生によって可愛らしく描かれたイラストが、この場面にはイラストが欲しいなぁ、というタイミングで挿入されているので良かったと思います。
一つの区切りが付きつつも、果たして、羊飼いの正体とは!?と、意味深な感じで時間に引いていくので悔しいのうw
これは、2巻が出るまで我慢できずに、速攻で原作ゲーム版を買ってしまう人も多そうな予感がw
あと、今のところは、ギャルゲェの時みたいに誰かの命が危ない!という展開でもなかったので、そういう意味でも安心してラブコメを楽しむ事が出来るかとw
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
大図書館の羊飼い - PV
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オーガストの人気美少女ゲームの本編ノベライズ版を、『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』の田尾先生が手がけるということで話題ですね。
今年最初の話題作、という美少女ゲームファンの呼び声も高い本作ですが、なかなかゲームをプレイする時間が取れない!という方や、ゲーム版を買うかどうか悩んでいるけど、どんなお話か気になる!という方には特にオススメかと。
むしろ、気に入ったらそのまま原作ゲームを買いに行く、という流れもありでしょうねw
お話的には、読書好きで5万人が在籍するマンモス学校唯一の図書部員である主人公・京太郎が、ひょんなことから謎の“羊飼い”を名乗る存在からメールを受け取ることに。
はじめは不審に思うだけだった京太郎ですが、やがてメールの予言をなぞらえるかの様に白崎つぐみという少女と知り合うことになって…というボーイ・ミーツ・ガール展開です。
物語の導入部分である今巻ですが、つぐみをはじめとしたメインキャラクターの人となりがわかりやすく描かれ、とてもスムーズに作品内世界へと入り込めるように配慮されているので良かったです。
基本的に、元々王道の純愛系美少女学園ものなので、美少女ゲームファンにはとっつきやすいと思いますが、ともすれば冗長になりがちな日常パートを過不足なくまとめて、それぞれのキャラらしさや思考&行動パターンが把握しやすいようになっているのが嬉しいですね。
京太郎の持つ特殊能力のほか、ヒロインズが持つ得意スキル等の説明も劇中で簡潔にまとめられており、テンポ良くサクサクと読む進められると思います。
京太郎本人はそこまで恋愛したい!系のキャラではないですが、年の割には理知的で優しい雰囲気なのでヒロインからの受けもよく、特につぐみはかなり好感度が高い状態でのスタートになっているのでニヤニヤでした。
この風、この肌触りこそ、美少女ゲーよ!なオーラがあるので、活字と画面の違いこそあれ、実際にゲームをプレイしているのに近い感覚で、遜色なく楽しめると思います。
つぐみが学校の人達の為に行動することを思い立った理由や、実際の活動内容についても順序良く描かれているわけですが、それに対して京太郎が何を感じ、思ったのか?という部分も合わせて描かれているので、説得力が高かったです。
また、お約束的にはある程度結果が絞られているとはいえ、最終的に京太郎が図書部の活動を続けるのか、それとも抜けてしまうのかと、ハラハラしながら読む進めることが出来たので良かったです。
やはり、ここで説明不足や違和感があると、最後まで感情移入しにくいままになってしまうところでしょうから、多様なイベントを盛り込みつつも、本筋をブラさずにまとめて下さったのは好判断だったと思います。
これぞ、本編ノベライズ!という、ある種の安心感がありましたねw
書籍としては全年齢版なので、エロ要素は控えめですが、雨で上着が濡れてスケスケのシチュエーションや、思わぬタイミングで体が密着してドキドキ、みんな大好きお風呂シーンといったお約束も押さえられているので(・∀・)ニヤニヤ
あおな先生によって可愛らしく描かれたイラストが、この場面にはイラストが欲しいなぁ、というタイミングで挿入されているので良かったと思います。
一つの区切りが付きつつも、果たして、羊飼いの正体とは!?と、意味深な感じで時間に引いていくので悔しいのうw
これは、2巻が出るまで我慢できずに、速攻で原作ゲーム版を買ってしまう人も多そうな予感がw
あと、今のところは、ギャルゲェの時みたいに誰かの命が危ない!という展開でもなかったので、そういう意味でも安心してラブコメを楽しむ事が出来るかとw
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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