幽霊船の 正体見たり 生体プラント回でした。
薔薇の泉と呼ばれる王家の人間を生み出す人口子宮の取り扱いを巡って対立していた姫様姉妹でしたが、茉莉香の機転と強引な介入、および、子宮から生まれる赤ちゃんがこれで最後という事が判明したことによりなし崩し的に問題は解決。
幽霊船を自分たちの住む星に持ち帰ってこれまでの経緯を国民に話し、判断を委ねることになりました…という感じでしょうか。
というか、流れ自体はよく判ったのですが、なぜ王家の遺伝子云々といったことが問題になっているのかがよく判らなかったので、ようやく積んでいた原作を紐解いた私が通りますよっと。
巻末付近から読むとか、ラノベ読みとしてはあるまじき態度だと思いつつも、このままでは見当違いのことを書きそうだなぁという気持ちが抑えられなかった罠ｗ
まず背景として、王国内でも王家を存続するべきか廃位すべきかで各勢力が内紛状態であった、という事情があったとのこと。
所属する星がそれぞれ独立の道を辿るのならば、それを妨げてしまう王位は必要無いので、王家の血筋を生む人口子宮を破壊してしまおうとしたのが姉のグリューエル。
統一状態のままで進むなら、遺伝子的に優秀な人材である王家の血筋が今後も国民を導いていけるという事実を証明するため、幽霊船を持ち帰ろうとしていたのがグリュンヒルデ。
このあたりの事情を説明してくれなかった事に対して、茉莉香もちょっとボヤいてましたねｗ
王家の指導能力や外交手腕が優れていたからこそ星系が反映してきたのは間違い無いですが、それは文字通り、遺伝子的に調整された、優れた血筋によるもの。
王家はその秘密を隠すために、わざわざ生体プラントを幽霊船に仕立て上げた、というのが事の真相だったわけですね。
（個人的には某SEEDのコーディネーターの設定を連想しましたｗ）
どちらかと言えばグリュンヒルデ側の思惑に近い感じの収まり方に見えましたが、原作で補完したところによれば、既にクローン技術や出産前の遺伝子治療といった分野の科学技術が発達している本作の世界の中ですが、自然崇拝に対する考え方はいまだ根強いご様子。
人口子宮は結局打ち止めだったわけですが、仮に修理したとしても、今まで通りの王家主体の体制を人々が受け入れて…というのは難しそうみたいですね。
このあたりの後片付け部分の説明は、原作2巻の巻末に掘り下げて書かれていましたが、ひょっとすると次回の冒頭で補足説明があるかも知れないので割愛する方向で。
無血＆無欠で事を収め、幽霊船というお宝まで持ち帰った→人々に真実を伝えるお膳立てをしたという事で、茉莉香の決断は正に大英断という評価になりそうですね。
ちなみに、アニメ版では、姫様が席を外した隙に侍従長サイドと示し合わせていたという設定でしたが、原作では姫様ふたりが口論している間に、敵陣に居合わせた侍従長と読唇術を介して緊急会議→急遽睡眠ガスで眠らせるという流れになっているのも特徴的でした。
グリューエルはともかく、船員達は撃たれてしまう可能性もありましたし、その生命を守るためには対立するよりも協力して事を収めるべき…というのは説得力が高く、個人的にはこちらのほうが好みかも。
…と、本編の感想というより原作の感想になってしまいましたが、幽霊船内のジーンバンクやら巨大コロニーっぽい内観やらの描写が丁寧だったのはアニメならではで良かったですし、シュニッツァーさんのキャラ的に美味しいところが見れたのも（・∀・）ﾆﾔﾆﾔでした。
少し説明を端折り過ぎかなとも思いましたが、前回までに細かく言及されていたのを見逃していただけかも知れないので、もっと視聴力＆理解力を高めないとなぁｗ
次回、第13話『茉莉香、招待する』
姉妹揃って自宅へ招待♪みたいな展開になりそうですね。
ヨット部のメンバーとも絡んでくれそうなので楽しみです。
そろそろチアキの活躍も見たいところですし、日常回でほっと一息つけると良いですね。
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薔薇の泉と呼ばれる王家の人間を生み出す人口子宮の取り扱いを巡って対立していた姫様姉妹でしたが、茉莉香の機転と強引な介入、および、子宮から生まれる赤ちゃんがこれで最後という事が判明したことによりなし崩し的に問題は解決。
幽霊船を自分たちの住む星に持ち帰ってこれまでの経緯を国民に話し、判断を委ねることになりました…という感じでしょうか。
というか、流れ自体はよく判ったのですが、なぜ王家の遺伝子云々といったことが問題になっているのかがよく判らなかったので、ようやく積んでいた原作を紐解いた私が通りますよっと。
巻末付近から読むとか、ラノベ読みとしてはあるまじき態度だと思いつつも、このままでは見当違いのことを書きそうだなぁという気持ちが抑えられなかった罠ｗ
まず背景として、王国内でも王家を存続するべきか廃位すべきかで各勢力が内紛状態であった、という事情があったとのこと。
所属する星がそれぞれ独立の道を辿るのならば、それを妨げてしまう王位は必要無いので、王家の血筋を生む人口子宮を破壊してしまおうとしたのが姉のグリューエル。
統一状態のままで進むなら、遺伝子的に優秀な人材である王家の血筋が今後も国民を導いていけるという事実を証明するため、幽霊船を持ち帰ろうとしていたのがグリュンヒルデ。
このあたりの事情を説明してくれなかった事に対して、茉莉香もちょっとボヤいてましたねｗ
王家の指導能力や外交手腕が優れていたからこそ星系が反映してきたのは間違い無いですが、それは文字通り、遺伝子的に調整された、優れた血筋によるもの。
王家はその秘密を隠すために、わざわざ生体プラントを幽霊船に仕立て上げた、というのが事の真相だったわけですね。
（個人的には某SEEDのコーディネーターの設定を連想しましたｗ）
どちらかと言えばグリュンヒルデ側の思惑に近い感じの収まり方に見えましたが、原作で補完したところによれば、既にクローン技術や出産前の遺伝子治療といった分野の科学技術が発達している本作の世界の中ですが、自然崇拝に対する考え方はいまだ根強いご様子。
人口子宮は結局打ち止めだったわけですが、仮に修理したとしても、今まで通りの王家主体の体制を人々が受け入れて…というのは難しそうみたいですね。
このあたりの後片付け部分の説明は、原作2巻の巻末に掘り下げて書かれていましたが、ひょっとすると次回の冒頭で補足説明があるかも知れないので割愛する方向で。
無血＆無欠で事を収め、幽霊船というお宝まで持ち帰った→人々に真実を伝えるお膳立てをしたという事で、茉莉香の決断は正に大英断という評価になりそうですね。
ちなみに、アニメ版では、姫様が席を外した隙に侍従長サイドと示し合わせていたという設定でしたが、原作では姫様ふたりが口論している間に、敵陣に居合わせた侍従長と読唇術を介して緊急会議→急遽睡眠ガスで眠らせるという流れになっているのも特徴的でした。
グリューエルはともかく、船員達は撃たれてしまう可能性もありましたし、その生命を守るためには対立するよりも協力して事を収めるべき…というのは説得力が高く、個人的にはこちらのほうが好みかも。
…と、本編の感想というより原作の感想になってしまいましたが、幽霊船内のジーンバンクやら巨大コロニーっぽい内観やらの描写が丁寧だったのはアニメならではで良かったですし、シュニッツァーさんのキャラ的に美味しいところが見れたのも（・∀・）ﾆﾔﾆﾔでした。
少し説明を端折り過ぎかなとも思いましたが、前回までに細かく言及されていたのを見逃していただけかも知れないので、もっと視聴力＆理解力を高めないとなぁｗ
次回、第13話『茉莉香、招待する』
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