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Channel: gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)
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機巧少女は傷つかない7巻の感想レビュー(ライトノベル)

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MF文庫Jのラノベ、『機巧少女は傷つかない7 Facing "Genuin Legends"』(海冬レイジ先生原作、るろお先生イラスト)が発売中です。
表紙は学院長の娘ことアリス嬢。
腹黒系お嬢様になじられたり弄ばれたりしたいゼェ(;゚∀゚)=3ハァハァという紳士層に人気(自分調べ、というか主に俺w)な彼女ですが、そんな彼女の生い立ちが掘り下げられたり、心の奥底が垣間見れるシーンが豊富に用意されているのが今回の最大の見所ですね。
しかし、オビの煽り文がまた良い意味でひど過ぎる!
遂に誰かをはらませるようなことしちゃうのか、雷真w

お話的には、夜会を順調に勝ち進む雷真達の快進撃の最中、シャルの体がいきなり手のひらサイズに縮んでしまって…!?という波乱の展開です。
小人化と聞いて、某「南く◯の恋人」を思い出して(・∀・)ニヤニヤしてしまった私が通りますよっとw

アリスと言えば、シンとの麗しい主従関係とセットで思い起こされる方も多いと思いますが、今回は彼女自身の身にも危険が降り注ぐとあって、以前の様なシンの毒舌っぷりはナリを潜め、主人を守る騎士としての側面が色濃く感じられたのが新鮮でした。
主人であるアリスの中で雷真の評価が上がっていることを受けて、というのももちろんでしょうが、彼自身が雷真の考え方や行動に直接触れたことで一目以上置くようになったことも大きいでしょうね。
作られた存在であるところのシンが、自らの感情を元にアリスの為に考え行動する姿、ましてや雷真と共闘までしてのけるところが描かれているのを見ると、胸熱せずにはいられません♪
女殺しな雷真ですが、ロキに続いてまたもや男キャラを攻略しちゃったか〜(・∀・)ニヤニヤという意味でも美味しいですしw

アリス自身については設定自体がネタバレ満載&学院長の暗部や政治的駆け引きといったドロドロとした部分にも干渉したりと、今回のメインヒロイン抜擢に恥じない活躍っぷりが目を惹きましたが、そういった権謀術数よりもむしろ、劇中で大きく挫折&傷ついた彼女に対してどの様に雷真が振舞ったのか?という部分が丁寧に描かれていたので心温まった部分が大きかったですね。
以前の戦いで少なからず好意を抱いていたとはいえ、それはやはり雷真の能力や出自に依る部分が大きかったと思いますが、今回何度も絶望のドン底へと叩き落されつつも、その都度、雷真の言葉掛けによって心を救われたという事実は彼女の心を温かなもので満たしたことは間違いありませんし、それがより強い愛情へと、本当の意味で昇華することもまた自然な流れかと。
特に、アリスが自身の体にコンプレックスを持っていることについて語るシーンは、当人自身が既に諦観してしまっているというか、自分自身をそういうモノだと壁を作って卑下してしまっていたところを、あっさりと乗り越えてみせた雷真がマジカッコ良かったっす♪
あれは惚れ治すのも当然というか、何度も聞きたくなるのもわかるというか(・∀・)ニヤニヤ
彼女には今後、参謀役として助言を与えてくれる場面にも期待したいですね。

そんなアリスにも雷真への恋心を見抜かれてしまっている(というか、既に周知の事実でしょうがw)シャルでしたが、今回は結構とばっちり的な部分も多くてご愁傷様でしたw
でも、無駄に全裸にされたり白い液体まみれにされたりと、ファンサービス的な意味では大活躍だったのでそれもまた良し(・∀・)イイネ!!
気丈な彼女も、一歩間違えば一生小妖精サイズのまま!?というプレッシャーには相当参らされたご様子ですが、しおらしくしている時の彼女に対してはいつも以上に優しくなるという雷真の法則は今回もバッチリ適用されていたわけで、美味しいご褒美もあって良かったのぅw
雷真を巡って夜々と共感する部分が増えつつも、辛うじて好きとは認めずの姿勢だった彼女にとって、ラストで見せたアリスとの交流は大きな転機となってくるかもですし、意外な良コンビとなる可能性もあるのかしら?
シャルがアリスに恋愛相談する→面白がったアリスがあることないこと吹きこむ→大事件に発展!とか、素人考えながらラブコメ要素的に盛り上がりそうですがw

さて、シリーズ通してのメインヒロインであるところの夜々については、他の女性陣に美味しいところを持っていかれた感も強かったですが、ここぞという場面では雷真と読者の期待を裏切らない立ち回りを演じてくれていたので良かったです。
204ページのイラストなんて、正にベストパートナーといった感じでグッと来ますね。
ふたりにとっては何気ないやりとりなんですが、良い最終回でした!みたいなオーラが感じられる気が。
コレも正妻の余裕ということでw
それは冗談にしても、どんな事があっても彼女だけは最後まで雷真と共に居続けてくれるんだろうなと強く感じさせてくれる部分が多かったですし、『神性機巧』の掘り下げが進んだことで、その秘密と最も絡んでくるであろう彼女の存在の重要性が再認識されたと考えても良いかと。

そんな感じで、うら若き乙女達が盛り上がってくる一方、魔王無双をキメまくったグリゼルダ女史や、教え子に甘い事に定評のあるキンバリー先生&硝子さんといったお姉さま勢も母性本能出しまくりで、今巻もハーレム力は天井知らずでしたね。
次巻からは“十三人群雄割拠編”ということですし、マグナスにしても学院長にしても、今まで以上に強さの底が見えなくなってしまって、残りの夜会の期間内に決着がつくのか少し心配な部分もありますが、ロキやフレイも秘蔵の奥の手を残しているようですし、なんとか激戦を勝ち抜いて行って欲しいところです。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。

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