角川スニーカー文庫のラノベ、『サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐』(河野裕先生原作、椎名優先生イラスト)が発売中です。
表紙は校舎の屋上で微笑む春埼さん。
笑顔自体も貴重なイメージの彼女ですが、劇中の『超』重要シーンが描写されている事に気付くと更にグッと来るものがありますね♪
というか、そこは是非ご自身の目で確認していただきたいところなので、あまり春埼さんのアレコレについて語るのは自粛。
代わりに相麻さん押しでw
お話的には、いよいよ最終章突入!という事で、咲良田の全能力の消滅を狙う管理局の浦地の計画が王手間近に。
一方、とうとう再生を果たした相麻さんはケイたちにある指示を出して…という波乱の展開です。
次巻で完結ということで、実質的には2巻構成の前半パートといった感じですね。
いよいよ相麻さんの真意が明らかになったり、ケイが春埼さんと相麻さんのどちらを選ぶか白黒ついたりと、シリーズ中でも屈指の大幅進展が胸熱でした。
今まで登場したほとんどのキャラクターに見せ場が用意され、いわゆるオールスター大集合的演出になっているのも特徴的です。
いずれも相麻さんの目指す未来のために必要なキャストだったということも含めて、感慨深いものがありました。
口絵もかなり豪華な折込みビッグサイズ仕様になっていますし、読み始める前からテンション上がらざるを得ませんでした♪
サクラダリセットと言えば、住人たちの持つ多様な能力がお話的な肝なわけですが、浦地の過去と管理局創設の経緯が明かされたことによってタイトルの持つ意味自体もより深く掘り下がった感じがしますね。
もちろん、次巻で春埼さんの持つリセットの能力が最終的な鍵となりうる可能性が高そうですが、未来視であった相麻さんがどんな想いでその瞬間を見ていた(或いはここぞという場面でリセットが使われないまま乗り切る可能性もありますが)のかと思うと切なさが半端ない件。
自分の好きな人が他の女の子のことを好きなだけでもショックなのに、その未来までも見えてしまうとか、普通なら心張り裂けてまうで…orz
普通なら、自分にもまだまだチャンスがあるかもと考えて、色々な方法でアプローチしたりすることも出来るところですが、結果が見える彼女にとっては却ってそれが動かざる現実になってしまうわけで。
それでもケイの為にと、理由も言わずに周到なお膳立てをしていったの彼女の行動は、愛情なくしては出来ないですし、何よりも彼を優先するという意味で春埼さんにも負けていないかと。
ケイが自分の行動を望まないことを理解しつつ、最終的には自分で真実に辿り着くことも見越した上で、それを実行した意志の強さには敬意を表したいですね。
或いはそうやって彼のトラウマになってでも、記憶の深くに自分を刻み込みたいと願う気持ちもあったのかも知れませんね。
全ての記憶を保持する能力の持ち主であるケイにとって、思い出を忘れ去ってしまうという可能性は基本的にないわけですが、相麻さんの死とそれを思い悩み続けた記憶は色々な意味で特別だったことも間違いないかと。
その辺りに『オンナ』としての執念めいたものを感じると言うか、複雑な情念が垣間見えると言うかw
恋する少女的なイメージの春埼さんと対になる感じですね。
でもやっぱり究極的には(おそらく)無理矢理にでも自己完結させて身を引いてしまうであろう辺りがイイ『オンナ』過ぎて生きるのが辛いという。
思わず目からシャワー水出ましたw
実際、浦地の計画が達成されれば晴れてメインヒロイン昇格!となってもおかしくなさそうなところですが、誰あろう相手がケイであるからこそそう簡単には行かないという罠。
単純な強制的能力消滅ではないからこそ、ケイの動ける余地が辛うじて残されているという流れも上手かったですし、ひとりだけ真実を知ったまま新しい咲良田でキャッキャウフフ出来るわけもないと、設定的にもシナリオ的にもかなり綿密に練られているのが伝わって来て好印象でした。
ひょっとしたら、今回再登場したキャラクター達の能力を上手く組み合わせれば、理詰めで最終巻の展開を予測することも出来るのかも知れませんね。
意外な繋がりを見せた細かい伏線の回収も着々と進みましたし、大団円に期待するしか♪
吉原雅彦先生によるコミカライズ版も2巻同時発売されたところなので、未読の方はまずそちらで雰囲気をチェックするのもありかと。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
【角川スニーカー文庫】サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL
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表紙は校舎の屋上で微笑む春埼さん。
笑顔自体も貴重なイメージの彼女ですが、劇中の『超』重要シーンが描写されている事に気付くと更にグッと来るものがありますね♪
というか、そこは是非ご自身の目で確認していただきたいところなので、あまり春埼さんのアレコレについて語るのは自粛。
代わりに相麻さん押しでw
お話的には、いよいよ最終章突入!という事で、咲良田の全能力の消滅を狙う管理局の浦地の計画が王手間近に。
一方、とうとう再生を果たした相麻さんはケイたちにある指示を出して…という波乱の展開です。
次巻で完結ということで、実質的には2巻構成の前半パートといった感じですね。
いよいよ相麻さんの真意が明らかになったり、ケイが春埼さんと相麻さんのどちらを選ぶか白黒ついたりと、シリーズ中でも屈指の大幅進展が胸熱でした。
今まで登場したほとんどのキャラクターに見せ場が用意され、いわゆるオールスター大集合的演出になっているのも特徴的です。
いずれも相麻さんの目指す未来のために必要なキャストだったということも含めて、感慨深いものがありました。
口絵もかなり豪華な折込みビッグサイズ仕様になっていますし、読み始める前からテンション上がらざるを得ませんでした♪
サクラダリセットと言えば、住人たちの持つ多様な能力がお話的な肝なわけですが、浦地の過去と管理局創設の経緯が明かされたことによってタイトルの持つ意味自体もより深く掘り下がった感じがしますね。
もちろん、次巻で春埼さんの持つリセットの能力が最終的な鍵となりうる可能性が高そうですが、未来視であった相麻さんがどんな想いでその瞬間を見ていた(或いはここぞという場面でリセットが使われないまま乗り切る可能性もありますが)のかと思うと切なさが半端ない件。
自分の好きな人が他の女の子のことを好きなだけでもショックなのに、その未来までも見えてしまうとか、普通なら心張り裂けてまうで…orz
普通なら、自分にもまだまだチャンスがあるかもと考えて、色々な方法でアプローチしたりすることも出来るところですが、結果が見える彼女にとっては却ってそれが動かざる現実になってしまうわけで。
それでもケイの為にと、理由も言わずに周到なお膳立てをしていったの彼女の行動は、愛情なくしては出来ないですし、何よりも彼を優先するという意味で春埼さんにも負けていないかと。
ケイが自分の行動を望まないことを理解しつつ、最終的には自分で真実に辿り着くことも見越した上で、それを実行した意志の強さには敬意を表したいですね。
或いはそうやって彼のトラウマになってでも、記憶の深くに自分を刻み込みたいと願う気持ちもあったのかも知れませんね。
全ての記憶を保持する能力の持ち主であるケイにとって、思い出を忘れ去ってしまうという可能性は基本的にないわけですが、相麻さんの死とそれを思い悩み続けた記憶は色々な意味で特別だったことも間違いないかと。
その辺りに『オンナ』としての執念めいたものを感じると言うか、複雑な情念が垣間見えると言うかw
恋する少女的なイメージの春埼さんと対になる感じですね。
でもやっぱり究極的には(おそらく)無理矢理にでも自己完結させて身を引いてしまうであろう辺りがイイ『オンナ』過ぎて生きるのが辛いという。
思わず目からシャワー水出ましたw
実際、浦地の計画が達成されれば晴れてメインヒロイン昇格!となってもおかしくなさそうなところですが、誰あろう相手がケイであるからこそそう簡単には行かないという罠。
単純な強制的能力消滅ではないからこそ、ケイの動ける余地が辛うじて残されているという流れも上手かったですし、ひとりだけ真実を知ったまま新しい咲良田でキャッキャウフフ出来るわけもないと、設定的にもシナリオ的にもかなり綿密に練られているのが伝わって来て好印象でした。
ひょっとしたら、今回再登場したキャラクター達の能力を上手く組み合わせれば、理詰めで最終巻の展開を予測することも出来るのかも知れませんね。
意外な繋がりを見せた細かい伏線の回収も着々と進みましたし、大団円に期待するしか♪
吉原雅彦先生によるコミカライズ版も2巻同時発売されたところなので、未読の方はまずそちらで雰囲気をチェックするのもありかと。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
【角川スニーカー文庫】サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL
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