電撃文庫のラノベ、『煉獄姫 四幕』(藤原祐先生原作、kaya8先生イラスト)が発売中です。
表紙はメイドのイオとアイリス=キャリエル姐御の乱族コンビ。
緑髪とメイド服を中心にした緑メインのカラーが目にも鮮やかですね。
さりげにアイリスシリーズの武器が描かれているあたりも心憎い感じ♪
お話的には、法王庁のテロ活動がますます活発になる中、それに呼応するかのようにユヴィオールのグループも暗躍して瑩国大ピンチでござるの巻!という展開です。
王弟リチャードさんをはじめとする国の主要人物を直接狙えずとも、まずは周辺人員から国力を削ぐ!という用意周到さが陰湿ですが、コレは確かに効果的、というわけでジリ貧なう!なフォグ達。
しかし、アルト個人の内面では前回の戦いを経て大きく心境の変化&精神的成長が見られたのが幸いでした。
フォグが一方的に守る体制だった今までとは違い、ふたりで支え合っていけるようになるべく煉術にも改良を重ねる様子には更なる絆の深まりが感じられて良かったと思います。
出番的には今回の花形とも言えるイオや、あっちにこっちに引っ張りだこなキリエ、いよいよ「恋は盲目」化が進んできたニーナの方が目立っていた感がありましたが、カラー口絵とクライマックス部分美味しいところのイラストも押さえていますし、やはりメインヒロインはアルトなんだな〜という雰囲気が強まった気がしますね。
包容力が上がったことで我が儘な子供っぽさがなりを潜め、女性としての魅力がグッと高まった感じで(・∀・)イイネ!!
キリエとのやり取りからも、まだまだ関係修復を諦めていない強い意志が伝わって来ましたし、戦いにおいても機械的に攻撃していたイメージが強かった今までとは違って、彼女自身の意志で行動しようとする姿がいじらしかったです。
逆に、ユヴィオールLOVE!なあまり思考放棄傾向が強まってきたのがニーナなわけですが…良い感じに歪んできましたねw
異端者揃いの仲間達の中では比較的まともな部類に入るはずの彼女ですが、どこまでラブコメ担当として頑張ってくれるのかと思っていたら、かなり予想外の展開に踏み込みそうな予感が。
明らかに修復不可能レベルな因縁をゲット&戦闘面でも恋愛面でもかなり不利な状況にとか、ある意味アルト以上に悲劇のヒロインすぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
新しい切り札を引っさげてパワーアップ!という展開もありえますが、一気に転落!の可能性も拭えませんし、次巻での扱いがどうなるか気になる所です。
しかし、今回はいよいよ味方の主要メンバーから死人が出るのかしら?と、今まで以上にドキドキさせられましたね。
心温まる日常風景が続いた直後に名前付きメンバーが退場する、というのはある意味定番の死亡フラグでもあるわけですが、「意外な人物が意外なタイミングで登場する」という状況が複数回重ねられているのが演出として効果的だったと思います。
救いの一手となり得る場合と、窮地に追い込まれる場合の両方のパターンが用意されていたのが、逆にその後の展開の予測のつかなさを強調していたというか。
序盤からの伏線で、フォグとアルトが強力な新戦法を編み出すことがほぼ確定的だったのとは対称的でしたね。
今回は全体的に設定周りの掘り下げがメインのエピソードでしたが、中だるみしないための良いアクセントになっていたかと。
ラストの引きを見るまでもなく、取り返しの付かない向こう側に行ってしまった某キャラといい、倫理的に一線を超えてしまったキャラ達の顛末がかなり陰惨なことになりそうなのが不安ですが、藤原先生ならば単純に丸く収まるだけでは出し得ない、切なくも心に残る名場面を描いていただけるに違いないと期待しつつ、次巻を待ちたいと思います。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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表紙はメイドのイオとアイリス=キャリエル姐御の乱族コンビ。
緑髪とメイド服を中心にした緑メインのカラーが目にも鮮やかですね。
さりげにアイリスシリーズの武器が描かれているあたりも心憎い感じ♪
お話的には、法王庁のテロ活動がますます活発になる中、それに呼応するかのようにユヴィオールのグループも暗躍して瑩国大ピンチでござるの巻!という展開です。
王弟リチャードさんをはじめとする国の主要人物を直接狙えずとも、まずは周辺人員から国力を削ぐ!という用意周到さが陰湿ですが、コレは確かに効果的、というわけでジリ貧なう!なフォグ達。
しかし、アルト個人の内面では前回の戦いを経て大きく心境の変化&精神的成長が見られたのが幸いでした。
フォグが一方的に守る体制だった今までとは違い、ふたりで支え合っていけるようになるべく煉術にも改良を重ねる様子には更なる絆の深まりが感じられて良かったと思います。
出番的には今回の花形とも言えるイオや、あっちにこっちに引っ張りだこなキリエ、いよいよ「恋は盲目」化が進んできたニーナの方が目立っていた感がありましたが、カラー口絵とクライマックス部分美味しいところのイラストも押さえていますし、やはりメインヒロインはアルトなんだな〜という雰囲気が強まった気がしますね。
包容力が上がったことで我が儘な子供っぽさがなりを潜め、女性としての魅力がグッと高まった感じで(・∀・)イイネ!!
キリエとのやり取りからも、まだまだ関係修復を諦めていない強い意志が伝わって来ましたし、戦いにおいても機械的に攻撃していたイメージが強かった今までとは違って、彼女自身の意志で行動しようとする姿がいじらしかったです。
逆に、ユヴィオールLOVE!なあまり思考放棄傾向が強まってきたのがニーナなわけですが…良い感じに歪んできましたねw
異端者揃いの仲間達の中では比較的まともな部類に入るはずの彼女ですが、どこまでラブコメ担当として頑張ってくれるのかと思っていたら、かなり予想外の展開に踏み込みそうな予感が。
明らかに修復不可能レベルな因縁をゲット&戦闘面でも恋愛面でもかなり不利な状況にとか、ある意味アルト以上に悲劇のヒロインすぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
新しい切り札を引っさげてパワーアップ!という展開もありえますが、一気に転落!の可能性も拭えませんし、次巻での扱いがどうなるか気になる所です。
しかし、今回はいよいよ味方の主要メンバーから死人が出るのかしら?と、今まで以上にドキドキさせられましたね。
心温まる日常風景が続いた直後に名前付きメンバーが退場する、というのはある意味定番の死亡フラグでもあるわけですが、「意外な人物が意外なタイミングで登場する」という状況が複数回重ねられているのが演出として効果的だったと思います。
救いの一手となり得る場合と、窮地に追い込まれる場合の両方のパターンが用意されていたのが、逆にその後の展開の予測のつかなさを強調していたというか。
序盤からの伏線で、フォグとアルトが強力な新戦法を編み出すことがほぼ確定的だったのとは対称的でしたね。
今回は全体的に設定周りの掘り下げがメインのエピソードでしたが、中だるみしないための良いアクセントになっていたかと。
ラストの引きを見るまでもなく、取り返しの付かない向こう側に行ってしまった某キャラといい、倫理的に一線を超えてしまったキャラ達の顛末がかなり陰惨なことになりそうなのが不安ですが、藤原先生ならば単純に丸く収まるだけでは出し得ない、切なくも心に残る名場面を描いていただけるに違いないと期待しつつ、次巻を待ちたいと思います。
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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