輪るピングドラム第13話『僕と君の罪と罰』の感想レビュー

どちらかと言えば、前回の内容の掘り下げ回的な印象でしたね。
意図的にボカしていたのかなと思っていた情報が、加害者の子ども達である兄弟達を中心に、よりクリアに説明されたみたいな感じだったかと。

アレだけの事件の関係者になってしまった兄弟達ですから、運命を信じたくなくなるのも無理からぬところだと思いますが、その一方で苹果のほうは彼らとの出会いを運命だと喜んでいる辺りの対比が上手かったですね。
多蕗先生との会話シーンを見る限り、色々と心の整理もついたようですし、彼女の物語にはひとつの決着がついた様に見えました。
ただ、ピングドラム捜索＆争奪戦はまだまだ続きますし、彼女が日記帳の半分を持っているという事実がある限り、更に二転三転しながら事件に巻き込まれていく可能性は高いのではないかと。

多蕗先生が、兄弟の家庭事情を正確に把握した上で他の生徒と分け隔てなく接していたことには驚かされましたが、あそこまで落ち着いているのを見せられると、復讐するつもりが全く無いというのが欺瞞のようにも感じられてくる不思議。
中の人的にもｗ十分ラスボスになりうるキャラですし、指を切断＆縫合したっぽいのは明らかに伏線でしょうから、まだ見せ場はあるのではないかと。

で、どう考えても怪しさ爆発なのが眞悧の存在ですが、前回は司書だったのに今回は医師として登場とかどういうことなのｗ
本当に人間としても存在しているのか、概念的な存在のみで他の人間には見えていないのか、判断がつかないのがクセモノですね。
プリンセス・オブ・ザ・クリスタルとも知己というか、もしかしたら運命の恋人？的関係にあるようですが、果たして冠葉と何を取引しようとしているのかしら？

陽毬の延命と関係あるリンゴをあんなにたくさん用意していた辺り只者ではないですが、真砂子＆マリオ組とも接点がある＆情報をリークしているっぽかったですし、闇ウサギ＆女神様との関係も気になるところです。
女神様はプリンセス・オブ・ザ・クリスタルとも別の存在と捉えたほうがよさそうですが、もっと過酷な運命のほうが盛り上がると考えているフシもありますし、結構性格悪そう((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


次回、第14話『嘘つき姫』

高倉兄弟達はむしろ嘘をつかれている側っぽいですが、誰が嘘つき姫なのかしら？
EDのトリプルHの歌が切なすぎて耳にこびりついて来る感じで鳥肌でした♪


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